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韓国、6年ぶりに国民所得減に転じる 9年連続3万ドルの壁越えられず

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
6年ぶりとなる国民総所得の減少が話題だ。6年ぶりに初めて減少に転じた。2006年2万ドルを突破してから9年連続で3万ドルの壁を越えることができなかった。

25日、韓国銀行が発表した「2015国民計上(暫定)」によると、昨年の実質国内総生産(GDP)は前年比2.6%の成長となった。年間成長率は速報分と同じだったが、4-6月期(0.4%)と10-12月期(0.7%)の成長率がそれぞれ0.1%p上がり、7-9月期(0.7%)成長率は0.1%p下がった。

1人あたりの国民総所得(GNI)は2006年2万823ドルで、2万ドルを越えてから9年間ずっと3万ドルに到達できないでいる。チョン・スンチョル韓銀経済統計局長は「1人あたりのGNIが減少したのは為替レートが大きな影響を及ぼした」と話した。実際、昨年1人あたりのGNI(韓国ウォン基準)は3093万5000ウォン(299万1414円)で前年(2956万5000ウォン)比4.6%の増加となった。昨年における年平均の対ドル韓国ウォン価値が前年に比べて7.4%落ちてドル基準の所得が減った。


成長率が低くなったのもGNIの減少に大きな影響を及ぼした。昨年のGDP成長率は2.6%にとどまった。2014年(3.3%)より0.7%ポイント落ち、2012年(2.3%)以降、3年ぶりの最低水準となる。輸出不振が成長率の足を引っ張った。昨年の民間消費は2.2%増え、増加率は前年(1.7%)を上回った。半面、財貨とサービスの輸出は0.8%増にとどまり、輸出増加率が1%を下回ったのは2009年(0.4%)以降初めてだ。

1人あたりの家計総可処分所得(PGDI)は1765万5000ウォンで前年比4.7%増えた。ドル基準ではやはり2.5%減となる1万5524ドルにとどまった。



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