セヌリ党がこのように恥ずかしい見せかけの形を動員した理由は1つだ。手を血で染めずに朴槿恵(パク・クネ)大統領に嫌われていた劉議員を追い出すためだ。韓国の政治史で大きな汚点として残るような無理強いだ。これによってセヌリ党は劉議員から「時代錯誤的な政治報復」という批判を聞く身分になった。セヌリ党とその前身である新韓国党・ハンナラ党が、大邱・慶尚北道(キョンサンブクド)で候補登録の開始前日まで公認しなかったケースはなかった。全国的にも政権与党がこのように公認を避けた例はなかなかない。4年前の第19代総選挙を控えて離党した鄭泰根(チョン・テグン)・金成植(キム・ソンシク)議員の地方区で候補を出さなかったことはある。だがこれは離党に名分(刷新)があったし、選挙後の復党の可能性もあって出した決定だった。世論の反応も好意的だった。
だが今回は劉議員自らが離党しない限り出馬できなくさせようとする意図のほかには何の合理的な理由も探せない。劉議員が院内代表時期に交渉団体演説をけちをつけだが劉議員は院内代表職の辞任でその罰を受けた。それでも議員職の再挑戦まで源泉封鎖しようとすれば国民の拒否感を買うほかはない。もしも劉議員の人格に本当に問題があったとすれば公認管理委員会が最初からカットオフの決定を下すべきだった。
だが今回は劉議員自らが離党しない限り出馬できなくさせようとする意図のほかには何の合理的な理由も探せない。劉議員が院内代表時期に交渉団体演説をけちをつけだが劉議員は院内代表職の辞任でその罰を受けた。それでも議員職の再挑戦まで源泉封鎖しようとすれば国民の拒否感を買うほかはない。もしも劉議員の人格に本当に問題があったとすれば公認管理委員会が最初からカットオフの決定を下すべきだった。
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