辛格浩（シン・ギョクホ、重光武雄）ロッテグループ総括会長がロッテ製菓に続いてホテルロッテの取締役からも退く。精神健康不安説が絶えないことへの負担とともに、次男の辛東彬（シン・ドンビン、重光昭夫）会長が日本ロッテホールディングスの代表取締役に就任した点などを考慮したとみられる。

財界によると、来週開かれるホテルロッテの株主総会に辛総括会長の取締役再選任案件は含まれなかった。辛総括会長の任期は２８日まで。再選任されない場合、辛総括会長はホテルロッテ設立以来４３年で代表取締役から退くことになる。

ロッテ製菓も２５日に株主総会を開き、取締役から辛総括会長を除く計画だ。辛総括会長の席には辛東彬会長の最側近の黄ガク圭（ファン・ガクギュ）ロッテグループ政策本部運営室長が新規選任されると予想される。


辛総括会長は他の系列会社の取締役からも次々と退く見込みだ。今年１１月に辛総括会長の釜山ロッテホテルの取締役任期が満了し、来年はロッテショッピング（３月２８日）、ロッテ建設（３月２０日）、ジャイアンツ（５月）、ロッテアルミニウム（８月１０日）の取締役任期も満了する。