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ダイエット終えた中国に備えなくては(1)

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版
中国は一党独裁の国だ。だがすべての政策は形式的だが会議を通じて決める。そのため中国は会議が多い。その中でもハイライトは3月に開かれる人民政治協商会議(政協)と全国人民代表大会(全人大)の2つの会議「両会」だ。

年初に経済計画と主要政策を発表する西側の場合、通常証券市場で株価が上昇する「1月効果」がある。しかし中国は「3月効果」がある。中国も経済計画書は12月の経済工作会議でまとめるが、翌年3月の全人大で正式に承認を受けて施行されるためだ。

毎年3月初めに全国の人民代表が北京に集まり1年間の政府の財政と政策を審議し承認する。2週間の短い時間に世界で2番目に大きい国の予算と政策を審議し決めるというのは話にならない。そのため事実中国の両会はすでに脚本がある“出来レース”だ。国務院が作った政府業務計画をそのまま承認する。そのため批判的な見方から政協を拍手部隊、全人大を挙手機部隊だと皮肉ったりもする。


5日に開かれた今年の全人大で李克強首相は「2016年政府業務報告」を発表した。今回の業務報告は李克強首相が直接草案の構図をまとめ4回の審議を経て完成したものだ。第13次5カ年計画(13・5計画)のスタートとなる今年は2020年までの中国経済のマスタープランを確定するという点でさらに重要な意味がある。

そして閉鎖的なことで有名な中国政府もこの両会期間中には主要官庁の長官らが記者会見を行う。全人大閉幕日には首相が直接出てきて問答形式の記者会見もした。昨年もそうしたが北京大学博士出身の李克強首相は中国初の博士首相としての面目を今回もしっかりと見せた。午前10時30分から12時33分まで2時間にわたった問答で李克強首相は紙1枚持たずすべての質問に具体的な数値まですらすらと唱えながら回答した。質問に出た16人の記者のうち8人が外信記者だった。面白かったのは米国、スペイン、ロシア、日本など8人の外信記者が全員中国語で質問し、英語が順次通訳で出てきた。いまは中国語ができなければ中国の記者会見で発言もできない時代だ。(中央SUNDAY第471号)



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