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【コラム】米国と中国の談合を警戒する=韓国(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓半島(朝鮮半島)問題に対する米国と中国の動きが怪しい。近くは今の超緊張状態を解いて、長くは北朝鮮の非核化と平和協定を並行議論しようというところから接点を見出そうとしているのではないかと思う。ウォールストリートジャーナルは2月21日、北朝鮮の4次核実験前に米国と北朝鮮が平和協定問題を議論したことがあると報道した。この報道は、国連駐在の北朝鮮高位当局者が米国務省韓国課長に米国と平和協定について議論したいという電子メールを送り、国務省は「非核化議論が重要だが、平和協定も議論できる」という返信を送ったことと関連があるように思われる。

非核化-平和協定の並行議論に大きな火をつけたのは中国外相の王毅だ。王毅は2月23日、ワシントンでジョン・ケリー米国務長官に会って北朝鮮核問題を平和協定と並行議論で解決しようと提案した。会談後の記者会見でケリーは、北朝鮮が非核化議論の交渉テーブルに出てくるならば北朝鮮は米国と平和協定を結んで韓半島の未解決問題を解決できると話した。「非核化が優先」ではなく「非核化交渉のテーブルに出てくれば」平和協定を議論できるという現実的立場は、非核化を最優先とする韓国の原則的立場と衝突する。王毅は、非核化-平和協定の並行議論を繰り返し浮上させている。中国は平和協定というゴールポストを韓半島問題解決の終着駅に立たせておいたのだ。

平和協定は北朝鮮の専売特許だ。北朝鮮は韓半島とインドシナ問題に関する1954年4月ジュネーブ政治会議で、平和協定を初めて提案した。北朝鮮最高人民会議は1962年と74年に米国に在韓米軍の撤収を条件に平和協定の締結を提案した。85年と91年には金日成(キム・イルソン)が新年の辞で米朝平和協定、南北不可侵条約を提案した。92年1月にはキム・ヨンスン労働党国際秘書が米国を訪問してアーノルド・カンター米国務次官との会談で在韓米軍撤収の要求を引っ込める代わりに米朝外交関係を樹立しようと破格的な提案をした。金正日(キム・ジョンイル)は2000年6月南北首脳会談で、そして同年10月平壌(ピョンヤン)を訪問したマデレーン・オルブライト米国務長官に米軍の韓半島継続駐屯を容認すると話してキム・ヨンスンの提案を確認した。

【コラム】米国と中国の談合を警戒する=韓国(2)

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