国内において酒税は、アルコール度数ではなく価格によって付ける従価税を適用している。庶民の酒としての位置づけを確立した焼酎の値段を固定させておいて、安定した税金収入も確保するために1968年導入した。ところが製造原価にびんや包装材とマーケティング費用まで合わせた金額に税金をつけると、国産酒は安モノに転落した。良い材料を使ったりびんを高級化したりすれば出荷価格が上がり「税金爆弾」を受けるためだ。
その上、現在の従価税体系は国産よりも輸入産にとって有利な構造だ。国産とは違い輸入産は包装材やマーケティング費用をのぞいた輸入申告価格に税金を付ける。酒類業者としては国産酒の開発よりもワインやビールを輸入して売る方がはるかにもうけられる。
その上、現在の従価税体系は国産よりも輸入産にとって有利な構造だ。国産とは違い輸入産は包装材やマーケティング費用をのぞいた輸入申告価格に税金を付ける。酒類業者としては国産酒の開発よりもワインやビールを輸入して売る方がはるかにもうけられる。
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