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辛格浩総括会長、49年でロッテ製菓から退く

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
ロッテグループの創業者、辛格浩(シン・ギョクホ、重光武雄)ロッテ総括会長がグループ母胎のロッテ製菓の取締役から退く。

ロッテ製菓は25日に予定された定期株主総会で、今月で任期が満了する辛格浩総括会長の取締役辞任案件を上程すると7日、公示した。辛総括会長が取締役に選任されなかったのは1967年のロッテ製菓設立以来初めて。ロッテグループでは昨年7月から辛東主(シン・ドンジュ、重光宏之)前日本ロッテホールディングス副会長(62)と辛東彬(シン・ドンビン、重光昭夫)会長(61)の経営権紛争が続いている。

ロッテ製菓の関係者は「総括会長に対する成年後見人指定訴訟が進行している状態で、企業の重要な経営事項を判断する取締役を延長するのは難しい状況」と説明した。同社は新取締役に辛東彬会長の最側近の黄ガク圭(ファン・ガクギュ)ロッテグループ政策本部運営室長(社長)を選任する予定だ。財界はロッテ製菓の株主総会について、「ポスト辛格浩」時代を知らせると同時に「辛東彬ワントップ」体制が固まる契機と見ている。


昨年の売上高が2兆ウォン(約2000億円)台のロッテ製菓はホテルロッテ・ロッテショッピングなどとともに韓国ロッテを支配する核心の系列会社。ロッテ製菓はグループ内の持ち合い67件のうち54件に関連し、経営権と直結する。こうした背景のため経営権紛争中の辛東彬会長と辛東主前副会長は2013年からロッテ製菓株をめぐり競争してきた。特に辛東彬会長は昨年末から持ち株を増やし、現在の持ち株比率は辛東彬会長が8.78%、辛東主前副会長が3.96%だ。

辛格浩総括会長はロッテ製菓をはじめ、他の系列会社の取締役から退く見込みだ。3月と11月にそれぞれ任期が満了するロッテホテルと釜山ロッテホテルのほか、ロッテショッピング・ロッテ建設(-2017年3月)、ロッテジャイアンツ(-2017年5月)、ロッテアルミニウム(-2017年8月)の取締役からも退く可能性が高い。

一方、辛東彬会長は韓国ロッテグループの80の系列会社のうち8社(ホテル・製菓・ショッピング・ケミカル・情報通信・キャノンコリアビズネスソリューション・釜山ロッテホテル・エフアールエルコリア)に名を連ねている。財界のある関係者は「辛東彬会長が韓国・日本ロッテ株主総会の支持を受けている中、辛格浩総括会長が主要系列会社の取締役から退けば、経営権は自然に辛東彬会長側に流れることになるだろう」と話した。



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