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北朝鮮、西北島嶼挑発の可能性…韓米が初めて「作計5015」適用(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

訓練に参加した強襲揚陸艦(海兵隊上陸作戦の核心戦力)

2010年11月23日北朝鮮の砲撃を受けた延坪島(写真=中央フォト)

韓米連合訓練のキー・リゾルブ演習とトクスリ訓練(FE)が始まった7日、南北が声明戦を繰り広げた。

北朝鮮はこの日、国防委員会の名義で「米国とその追従勢力の核戦争挑発狂気に全面対応するための総攻勢に入る」とし「我々の軍事的対応措置も、より先制的でより攻撃的な核打撃戦になるだろう」と脅迫した。

これに対し国防部のムン・サンギュン報道官は「自らを破滅に向かわせる軽挙妄動を直ちに中断するべきだ」とし「もし北が挑発を敢行すれば、わが軍は断固かつ容赦なく対応する」と警告した。


北朝鮮の核実験(1月6日)と長距離ロケット(ミサイル)発射に対する国際社会の強力な制裁が実行される中、北朝鮮の核とミサイル施設を先制打撃できる「作戦計画5015」が今回の連合訓練に初めて適用され、ペクリョン島や延坪島(ヨンピョンド)など西北島嶼がまた注目されている。北朝鮮の核と生物・化学兵器などに対する4D(探知・かく乱・破壊・防御)作戦、北朝鮮指導部を除去する「斬首作戦」などが作計5015の核心だ。政府当局者は「北が外部の圧力に対して軍事的緊張を高め、突破口を用意する可能性が高い」とし「軍もさまざまなシナリオを作って備えている」と述べた。

特に政府が西北島嶼地域を対象にした北朝鮮の軍事行動やテロの可能性に注目しているのは、北朝鮮の立場でみると陸地よりこの地域への攻撃が容易であり、攻撃を敢行しても全面戦争に拡大する可能性が高くないと判断できるからだ。

これに対し韓国政府は4日、西北島嶼に向かう旅客船が拿捕された状況を仮定して「西北島嶼旅客船テロ対応訓練」を実施した。国民安全処の主管で海軍と海洋警察が投入された訓練は、乗客の一部が覆面をかぶって拉致犯に急変し、旅客船の操舵室を掌握する状況を仮定して行われた。北朝鮮が船を移動させれば、北朝鮮から警備艇がすぐに南下するシナリオもあった。海軍の関係者は「海軍特殊戦隊員と海洋警察が速かに対応し、救出に成功する訓練をした」とし「いつでもこういう状況が現実に発生する可能性があると考えて対応する」と述べた。



北朝鮮、西北島嶼挑発の可能性…韓米が初めて「作計5015」適用(2)

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