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朴大統領、北に強力な警告後に「対話の扉を閉じていない」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

朴大統領は1日、三一節(独立運動記念日)記念式典で「現在、対内外的な困難とテロの危険に国民の生命と安全が露出した状況で、国会がまひしている」と批判した。前列左から金武星セヌリ党代表、金鍾仁「共に民主党」非常対策委代表、朱昇鎔(チュ・スンヨン)「国民の党」院内代表、沈相ジョン(シム・サンジョン)正義党代表、黄賛鉉(ファン・チャンヒョン)監査院長、朴大統領。(青瓦台写真記者団)

朴槿恵(パク・クネ)大統領が1日、4回目となる三一節(独立運動記念日)記念式典の演説を行った。今回は北朝鮮へのメッセージが前に置かれた。日本の正しい歴史認識を先に言及した以前とは違った。順序だけでなく内容にも違いがあった。

今回は北朝鮮に対して強硬な姿勢を見せ、日本には慰安婦合意(12月28日)の「完全な実践」を促した。日本に強硬姿勢を見せ、北朝鮮には対話を提案した過去3回の演説とは異なった。北朝鮮の核・ミサイル挑発と慰安婦合意がもたらした安保環境の変化がそのまま反映された。

朴大統領はこの日、北朝鮮の核開発を強く警告し、核放棄に向けて圧力を加えた。朴大統領は「北が必ず核を放棄するしかない状況にする」とし「選択は北がすることだ」と述べた。また「核開発に集中することだけでは北の政権を維持できず無意味だということをはっきりと悟らせなければいけない」と強調した。さらに「周辺国も韓半島(朝鮮半島)と世界の平和のための道に積極的に参加すると信じている」と述べ、中国の協力も繰り返し要請した。


朴大統領はこの日、「政府は対話の扉を閉じることはしない」とも話した。また最終的な解決策として「平和統一が必要だ」と述べた。朴大統領が北朝鮮の4回目の核実験(1月6日)後に「対話」に言及したのは初めて。朴仁フィ(パク・インフィ)梨花女子大国際大学院教授は「先月の国民向け談話レベルの発言であり、対話関連の言及は実際の対話のためというよりも『扉は閉めない』という余地を残した」とし「むしろ対話は選択の意味で北に圧力を加える効果がある」と述べた。

朴大統領は日本には5つの文章(340字)で簡単に言及した。昨年(約1000字)の半分にもならなかった。朴大統領は「歴史の過ちを忘れずに、合意の趣旨と精神を完全に実践してほしい」とし「歴史を直視する中で韓日関係の新しい一頁を開くことができることを願う」と述べた。「加害者と被害者という歴史的な立場は千年の歴史が流れても変わらない」(2013年)とした過去の強硬な雰囲気はかなり緩和した。

◆記念演説で異例の国会批判=朴大統領は演説の半分近くを国内政治問題に割いて国会を批判した。鄭義和(チョン・ウィファ)国会議長をはじめ、与野党代表の面前でだ。三一節の演説でこれほどの発言は異例だ。

朴大統領はテロ防止法に関し、「対内外的な困難とテロの危険に国民の生命と安全が露出している状況で、国会がほとんどまひしている」とし「これは職務放棄であり国民の生命と安全を危険に露出させるのと変わらない」と述べた。続いて「労働改革とサービス産業育成をはじめとする革新課題がまだ既得権と政界の敷居を越えられずにいる」とし「今はもう国民が自ら動き出してほしい」と訴えた。この日、朴大統領の記念演説は19分間(約4800字)行われ、38回の拍手があった。

野党「共に民主党」の金聖洙(キム・ソンス)報道官は「わが党はテロ防止法の通過に反対するのではなく、フィリバスターを通じてセヌリ党が作ったテロ防止法の危険性を知らせるために努力してきた」とし「朴大統領が国民の不安感を作るのは遺憾」と述べた。



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