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<緊急診断>現代自動車、過去最高の売り上げでも利益減る(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
双竜(サンヨン)自動車は昨年ロシア向け輸出を中断した。2014年だけでも海外で最も多い双竜自動車を購入した国だった。だがロシア市場の沈滞とルーブル下落で双竜自動車はロシアをあきらめるほかなかった。2014年4月に1ルーブル=36ウォンだった通貨価値は約2年で16ウォン台と半分になった。

双竜自動車関係者は「4年ぶりに出した新車『ティボリ』が韓国ではよく売れたが輸出が振るわず昨年は赤字を免れられなかった」と話した。

現代自動車は昨年の売り上げが91兆9586億ウォン(約8兆4921億円)で過去最高を更新した。だが営業利益は6兆3500億ウォンで2010年以降で最低だった。営業利益率も3年連続で下落している。双竜自動車と同じくロシアやブラジルなど新興国の通貨下落が影響を及ぼした。


現代自動車関係者は「以前より多い台数を売っても手元に残る収益が減り、韓国で生産した車両の場合、現地で価格まで上がり需要が減った」と説明した。世界の景気に寒波が続き、韓国経済を支えた主力企業の成長エンジンも冷めている。

業種を問わずこれら企業の主力分野は飽和またはマイナス成長の兆しを見せており、供給過剰にグローバル競争も激しくなりながら業績は悪化の一途をたどっている。

ソウル大学のキム・スウク教授(経営学科)は「危機状況で突破口の役割をしなければならない製造業が揺らいでいるという点で深刻だ。輸出減少→業績下落→消費心理悪化→内需不振→成長率下落の悪循環が懸念される」と話した。

まず世界的な景気悪化が企業の業績の足を引っ張っている。韓国の貿易の25%を占める中国の成長率は7%以下に下がり、米国は金利引き上げへの懸念で消費心理が冷え込んだ。

ここに原油安傾向が続き中東など資源国まで財布を閉じている。輸出依存度が高い企業は業績に直撃弾を受けるほかはい構造だ。



<緊急診断>現代自動車、過去最高の売り上げでも利益減る(2)

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