「三一節（独立運動記念日）であるだけに、格別な意味のある試合だ」。

チェ・ヨンスＦＣソウル監督が三一節に行う「ミニ韓日戦」に必勝の意志を改めて誓った。ソウルワールドカップ（Ｗ杯）競技場で２０１６アジアサッカー連盟（ＡＦＣ）チャンピオンズリーグＦ組第２節でＦＣソウルとサンフレッチェ広島（日本）の試合が行われる。広島の森保一監督と水本裕貴選手が２９日、同じ場所でＡＣＬの第２戦を前に記者会見を行った。

三一節に行う韓日戦であるだけに、ソウルではいつになく勝利への熱望が高まっている。相手の広島は昨シーズン日本のＪリーグチャンピオンだが、今シーズンは富士ゼロックススーパーカップでのカンバ大阪戦（３－１）での勝利を除けば、ＡＦＣチャンピオンズリーグのグループステージ第１節の山東魯能戦（１－２で敗）、Ｊリーグ開幕戦の川崎フロンターレ戦（０－１で敗）で続けて負けており雰囲気があまりよくない。


▼チェ・ヨンスＦＣソウル監督

－－試合を前にした所感は。

「甘くないグループであることは事実だ。最初の試合はスムーズに出発したが、どのチームも侮れない相手だ。特に明日私たちがたたかわなければならない広島は強いチームだ。三一節だけに意味も格別だ。ピッチで良い姿を見せれば結果も得られるだろう。ホームのファンにしっかり準備した姿を見せたい」

－－高萩洋次郎選手の長所などについて説明してほしい（日本メディア）。

「私の選択は間違っていなかったと感じている。特に後半期に起伏のない競技力を見せたし日本の仲間たちの長所である創意的なプレーがある。さらに重要なのはソウルチームの選手たちと溶け込もうとする意志だ。チームのことを先に考えてプロらしい意識がチームに肯定的な効果を与えている。サッカーの知能、性格が素晴らしい選手だと思う」

－－広島は主力の選手たちが多くはずれた。攻略方法は。

「昨年のＪリーグＭＶＰだった青山（敏弘）・佐藤（寿人）両選手が来なかったが…。主力の選手がはずれたがパターンなどは類似しているものと予想する。その部分について熟知している。青山選手らがいないけれども丸谷（拓也）、柴崎（晃誠）らほかの選手が十分にその部分を埋めるだろうと予想する。誰がはずれても埋められる良いチームだと思う」



＜ＡＣＬ＞ＦＣソウル監督「三一節の韓日戦、格別な意味」（２）