今年の三一節(独立運動記念日)の記念演説では、朴槿恵(パク・クネ)大統領の対北朝鮮・対日メッセージが従来とは大きく変わる見通しだ。
北朝鮮の4次核実験と長距離ロケット(ミサイル)発射で朴大統領の対北朝鮮政策が強硬路線に旋回し、日本とは長年の課題だった日本軍の慰安婦交渉を妥結したためだ。朴大統領は就任後3回の三一節記念演説で、主に対北朝鮮・対日メッセージに大きな比重を置いてきた。
北朝鮮に関連しては国連安全保障理事会決議案に対する評価とともに、履行の重要性を強調すると青瓦台(チョンワデ、大統領府)参謀が伝えた。
朴大統領は北朝鮮の核挑発後「国連制裁案は本当の痛みを与えて変化せざるをえないようにしなければ効果がない」(1月13日の記者会見)、「北朝鮮の誤った判断を防ぐ唯一の道は、強力な国連制裁」(4日の対国民声明)と強調した。
だからこそ朴大統領は核問題に対する国際社会の断固として団結した意志を強調し、北朝鮮が核を放棄するしかない環境を作らなければなければならないと強調するという。
政府の核心関係者は「今回の決議案が実効性を持つには、北朝鮮に対する影響力の大きい中国の積極的な参加が必須であるだけに、中国へのメッセージが含まれるかもしれない」と話した。また朴大統領が安保理決議案とは別に2国間レベルの追加対北朝鮮制裁・圧迫措置について言及するのかも関心事だ。
したがって朴大統領の今回のメッセージは、これまでの3回の三一節メッセージとは性格が異なるものと見られる。朴大統領は2013年の三一節には「確固たる安保を基に、韓半島(朝鮮半島)に信頼を積み重ねて幸せな統一の基盤を作ること」としながら韓半島信頼プロセスを強調した。
翌年には「離散家族対面の定例化」提案を通じて融和的な立場を見せ、昨年も離散家族対面の定例化を繰り返し提案して「平和統一」に言及することさえした。
日本に対してはこれまでの強硬雰囲気が多少やわらぐ展望だ。まず両国の慰安婦合意(12・28)の忠実な履行を強調しながらさらには未来志向的な韓日関係の構築意志を表明する可能性が高い。
朴大統領は過去の三一節記念演説で日本に対しては強硬な態度を見せてきた。「加害者と被害者という歴史的立場は千年の歴史が流れても変わることができない」(2013年)、「過ちを認められない指導者は新たな未来を切り開くことはできない」(2014年)、「歴史というのは好きに取捨選択して必要なものだけ記憶するのではない」(2015年)として日本の歴史認識の変化をずっと促してきた。
北朝鮮の4次核実験と長距離ロケット(ミサイル)発射で朴大統領の対北朝鮮政策が強硬路線に旋回し、日本とは長年の課題だった日本軍の慰安婦交渉を妥結したためだ。朴大統領は就任後3回の三一節記念演説で、主に対北朝鮮・対日メッセージに大きな比重を置いてきた。
北朝鮮に関連しては国連安全保障理事会決議案に対する評価とともに、履行の重要性を強調すると青瓦台(チョンワデ、大統領府)参謀が伝えた。
朴大統領は北朝鮮の核挑発後「国連制裁案は本当の痛みを与えて変化せざるをえないようにしなければ効果がない」(1月13日の記者会見)、「北朝鮮の誤った判断を防ぐ唯一の道は、強力な国連制裁」(4日の対国民声明)と強調した。
だからこそ朴大統領は核問題に対する国際社会の断固として団結した意志を強調し、北朝鮮が核を放棄するしかない環境を作らなければなければならないと強調するという。
政府の核心関係者は「今回の決議案が実効性を持つには、北朝鮮に対する影響力の大きい中国の積極的な参加が必須であるだけに、中国へのメッセージが含まれるかもしれない」と話した。また朴大統領が安保理決議案とは別に2国間レベルの追加対北朝鮮制裁・圧迫措置について言及するのかも関心事だ。
したがって朴大統領の今回のメッセージは、これまでの3回の三一節メッセージとは性格が異なるものと見られる。朴大統領は2013年の三一節には「確固たる安保を基に、韓半島(朝鮮半島)に信頼を積み重ねて幸せな統一の基盤を作ること」としながら韓半島信頼プロセスを強調した。
翌年には「離散家族対面の定例化」提案を通じて融和的な立場を見せ、昨年も離散家族対面の定例化を繰り返し提案して「平和統一」に言及することさえした。
日本に対してはこれまでの強硬雰囲気が多少やわらぐ展望だ。まず両国の慰安婦合意(12・28)の忠実な履行を強調しながらさらには未来志向的な韓日関係の構築意志を表明する可能性が高い。
朴大統領は過去の三一節記念演説で日本に対しては強硬な態度を見せてきた。「加害者と被害者という歴史的立場は千年の歴史が流れても変わることができない」(2013年)、「過ちを認められない指導者は新たな未来を切り開くことはできない」(2014年)、「歴史というのは好きに取捨選択して必要なものだけ記憶するのではない」(2015年)として日本の歴史認識の変化をずっと促してきた。
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