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朴大統領「本当にあきれたこと」 机を十数回叩く

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
朴槿恵(パク・クネ)大統領は24日、テロ防止法案の国会通過を阻もうと野党が無制限討論(フィリバスター)を行っていることに関連して「本当に、どのような国でもありえないあきれた現象」と述べた。

朴大統領は青瓦台(チョンワデ、大統領府)で開かれた第8回国民経済諮問会議で「社会が不安でどこでテロが起こってもおかしくない状況で経済が発展できるか」とし「これらはそれぞれ別個のものではなく、すべて経済回復につながるもの」と述べた。「さまざまな(テロ関連の)信号がいま我が国にやって来ているのに、それを邪魔して何をしようということなのか。多くの国民が犠牲になってからでないと通過させないということなのか…」とも述べた。

朴大統領はこの日、労働改革法案とサービス産業発展基本法案などの処理遅延に関連し、野党を強いトーンで批判した。朴大統領は「どのようにすれば雇用を増やして青年たちや中・壮年に希望を与えることができるのかについて、明らかにその方法を知りながら法に邪魔されてそれを進めることができない。これは本当に、眠っている途中に何度も目が覚めてしまうような、それくらい痛嘆に耐えないこと」と述べた。


特に、「1400日余り前(法案提出時点を意味)に法(サービス産業発展法案)が通過していれば多くの青年が仕事を見つけて未来を設計していたはずだ。サービス産業の雇用は製造業の何倍にもなるが、何のために1400日以上もの間、この法を通過させずにいて、今も通過させるつもりがないのか…。いったい何をするつもりなのか。ええ?」と声を高めた。

朴大統領は「時代に合わない労働市場は、服を着ながらも苦痛で動くこともできないそのような状況。我々が(体に)合う服をつくり処方せんや薬もすべて準備しておいたのに、法が邪魔して『服を着るな、薬も飲んではいけない』と言って合わない服を着た人を苦痛のままにしている。これが話になるか」とも述べた。

引き続き朴大統領は「国会が法の通過をことごとく阻んでおきながら、どの顔を下げて国民に再び支持を訴えることができるのか」と声を高めた後、6~7秒間、次の言葉をつなぐことができなかった。

朴大統領は発言の途中にため息をついたりハンドジェスチャーを使ったりする一方、机を10回余りドン、ドンと音がするほど強く叩くこともあった。この日、朴大統領の発言は20分間(約7000字分)に及んだ。

朴大統領は「19代国会が終わる前に少なくとも国民にできる道理はすべて果たして締めくくらなければならないのではないか」とし「国民にいくらでも希望を与えることができることをせずに、支持してくれと言い回って国民が支持すれば(また)何をするおつもりか。(変化もしないで)同じ国会の形態を(毎度)眺めるということは、国民としては同じ挫折感しか持てないということだ」と述べた。

「共に民主党」の金聖洙(キム・ソンス)報道官は「我々の党はテロ防止法をつくらないということではなく、しっかりとしたものをつくろうというということ」としながら「大統領が前に出て数日後に『多くの国民が犠牲になるだろう』と主張して国民を不安にすることが遺憾だ」と述べた。



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