12日、ソウル北阿ヒョン洞のスタジオで行われたホログラム映像の撮影現場。80人余りの市民が自発的に撮影に参加した。(写真=国際アムネスティ韓国支部)
12日ソウルの北阿ヒョン洞にあるスタジオでは、ホログラム映像の製作企業代表であるヤン・モ監督のキューサイン(Q-sign)が鳴り響いていた。国際アムネスティ韓国支部からの依頼で24日の「光化門(クァンファムン)広場の幽霊集会」で使う映像製作の真っ最中だった。
この日、230平方メートル規模の地下1階のスタジオは10個余りの撮影用の照明と共に四方が緑色パネルで覆われていた。緑色面を背景に映像を撮影した後、編集過程で背景色を除去して被写体だけを残す「クロマキー(chroma key)撮影」技法が具現化されていた。
アムネスティ韓国支部がこのようにする理由は何か。
アムネスティは当初、先月25日に青瓦台(チョンワデ、大統領府)前の清雲洞(チョンウンドン)住民センター近隣で「大韓民国で集会・デモの自由を保障せよ」と促す内容の集会を開こうとした。
昨年から韓国の集会・デモ文化についてのモニタリングを行ってみると、警察の強圧性と暴力性が度を越したと判断するからだ。
アムネスティは「特に昨年11月の農民総決起当時に農家のペク・ナムギ氏が警察の水大砲にあたって倒れるのを見て、より積極的な活動を行おうという内部の共感が形成された」と話した。
だが集会の申告から2日後に警察は「交通の混雑を誘発する恐れがある」として不許可決定を下した。アムネスティは、集会の不許可に対する抗議性で従来の集会とは違って実際の人ではない「ホログラム」を活用することにした。
昨年4月、スペインの市民団体「ホログラム・フォー・フリーダム」が公共施設近隣でのデモ禁止法の中で抗議するためにスペインで世界で初めて行ったホログラム集会をベンチマーキングしたのだ。
アムネスティはホログラム集会を「幽霊集会」と命名した後、先月28日に光化門広場条例によりソウル市に文化祭の申請手続きを終えた。
映像を通じてホログラムを実現するだけで実際に人が動員されたり目的性を帯びたメッセージを伝えたりするのではないため集会ではなく文化祭だと申請したのだ。
今晩、韓国初のホログラム集会…「集会の自由」保障要求(2檁
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