ルノーサムスン自動車の釜山(プサン)工場生産ラインで従業員が3月に発売される予定の中型の新車SM6を組み立てている。(写真=ルノーサムスン提供)
◆昨年の純利益4000億ウォン超
ルノーサムスン関係者は「2015年の決算が完全に終わってはいないが、営業利益は前年より2倍ほど増えて純利益も大きく伸びたとみている」と話した。彼は「売り上げも2014年より非常に増えたと推算されている」と伝えた。
ルノーサムスンは2010年に内需15万5696台、輸出11万5783台など計27万1479台で年間販売量が最も多かった。当時の売り上げは歴代最高だったが営業利益34億ウォン、純利益36億ウォンなどで収益性は良くなかった。
その後ルノーサムスンは販売量の減少や人件費の増加などで苦労した。販売は2013年には13万台水準に減り、2011年と2012年には赤字を出した。さらには母体(親企業)であるフランスのルノーまでが経営難に陥り、ルノーサムスンを売りに出すかもしれないという噂まで出回った。
だが、この会社は2014年から復活し始めた。昨年には内需8万17台、輸出14万9065台で計22万9082台を売った。2011年の24万6959台以降4年ぶりに20万台を回復した。売り上げは2010年と似ているが、収益性では比較にならないほど良くなった。ルノーサムスンの歴代最高利益は2007年の営業利益2166億ウォン、純利益2067億ウォンだった。
◆生産性向上で仕事確保
ルノーサムスン変身の原動力は「生産性向上」と「新市場の開拓」にあるというのが自動車業界の分析だ。生産性部門ではフランソワ・プロボ社長が先頭に立った。主力のセダンSM5・SM7の不振とグローバル金融危機などの悪材料が重なりながら利益が引き続き減少した2011年9月に救援投手として投入されたプロポ社長は、強力な構造調整に入った。2012年800人余りの希望退職を受けつけ2011年に65%にとどまっていた部品の国産化率を2013年には75%水準まで引き上げた。
韓経䚁「撤退説まで出回ったが」…ルノーサムスン、史上最高利益で「華麗なる復活」(2)
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