朴槿恵（パク・クネ）大統領が４日、北朝鮮の長距離ロケット（ミサイル）発射の動きに関連し、「北の誤った判断を防げる唯一の道は強力な国連の制裁」とし「核を放棄しなければ生存できないということを国際社会が悟らせなければいけない」と述べた。この日、青瓦台（チョンワデ、大統領府）の金聲宇（キム・ソンウ）広報首席秘書官が代読した緊急国民向け声明でだ。

朴大統領は「国連の制裁が議論されている中でまた挑発すると公表するのは、国連の制裁を全く恐れないということ」とし「韓半島（朝鮮半島）に平和を定着させる意志がなく、ただ北の体制を持続するための手段であり苦肉の策」と述べた。「今後も体制を維持するために脅迫を続けるという意味」とも話した。

また朴大統領は「毎回繰り返される北の緊張誘発と挑発行為は、我々の国民を脅かし、恐怖心を極限にするためのものであり、国際社会との積極的な協調と対応が必要だ」と強調した。


北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）第１書記は２、３日、労働党中央委員会と労働党人民軍委員会連合・拡大会議を開き、「最高司令官が示す一つの方向にのみ進まなければいけない」と指示したと、朝鮮中央通信が４日伝えた。

高麗大の南成旭（ナム・ソンウク）教授（北朝鮮学）は「連合・拡大会議は『金正恩時代』の開幕を象徴する５月の労働党大会を控えた中間点検の性格」とし「金正恩中心体制を強化するということだ」と述べた。