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<北ロケット発射通告>今回も中国に知らせず…北、武大偉氏の面前で挑発

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮の長距離ロケット(ミサイル)発射計画に関連し、「中国は事前にこれを知らなかったようだ」と、政府当局者が3日述べた。この当局者は「正確に確認してみる必要はあるが、武大偉中国6カ国協議首席代表が平壌(ピョンヤン)を訪問する前、中国側が我々と事前協議をしたが、中国から(北のロケット発射について)聞いた話はなかった。状況から中国政府も知らずに武代表を送ったと見るのが正しいようだ」と話した。外交部の当局者は「中国の反対にもかかわらず、北が核実験をし、ミサイルでの追加挑発計画も明らかにした。現在、中国としては非常にプライドが傷つく状況」と伝えた。

当初、北朝鮮が武代表の訪朝を受け入れる意思を明らかにした時、政府は期待したという。「北の考えは変わらないだろうが、ひとまず話を聞いてみるという意味」と解釈されたからだ。武代表は北朝鮮に制裁は避けにくいという点を伝え、出口戦略を議論するために平壌に向かった。しかし北朝鮮は事実上、武代表の面前で人工衛星に装った弾道ミサイル発射計画を公言し、「マイウェイ」を宣言した。

実際、北朝鮮の今回の人工衛星発射計画は自国のスケジュールに基づくものだ。金正日(キム・ジョンイル)総書記の74回目の誕生日(2月16日)の「光明星節」を迎え、内部結束のために「光明星号」を発射すると、専門家らは見ている。北朝鮮は2012年には金日成の100回目の誕生日(4月15日)の太陽節を2日後に控えて光明星号を発射して失敗した後、金正日の1周忌の12月17日を5日後に控えてまた光明星号を打ち上げた。


国立外交院のキム・ハングォン教授は「北が我が道を行くという断固たる意志を見せようとしているようだ」とし「北制裁をめぐり米・中が違う声を出し、追加挑発の負担も減ったのだろう」と分析した。また「中国としては『北を6カ国協議に引き込むために努力した』といって体裁を繕うしかない状況に陥っている」とし「高高度ミサイル防衛(THAAD)体系の韓半島(朝鮮半島)配備議論まで浮上するなど、中国としては決して望まない状況が展開している」と話した。

中国に実効性のある対北朝鮮圧力を期待するのは難しいという指摘もある。同徳女子大のイ・ドンリュル教授(中国学科)は「米国が軍事的攻撃まで考慮するほど強い意志を見せるわけでもなく、対話を通じた解決にも積極性を見せない」とし「このため中国も積極的に動く必要はないと考えるようだ」と述べた。また「国際社会の圧力が負担になるため武代表を送って対話局面は作りながらも、『このようにしたが解決しなかった』という形で米国とお互い責任を転嫁している」と診断した。翰林国際大学院大学の金台鎬(キム・テホ)教授は「中国が北に対してレバレッジを使う瞬間、特殊な地位が消える。実際、力を使うことはできず、力があるということだけを見せなければいけない状況」と述べた。

関心は武代表が北朝鮮の追加挑発を防ぐために平壌でどのような役割をするかだ。外交部の関係者は「中国側は武代表がいつ平壌に入るかは知らせたが、帰国時点には言及しなかった。金桂冠(キム・ケグァン)第1外務次官、6カ国協議首席代表の李容浩(イ・ヨンホ)副首相は当然会うはずであり、軍部の人物など他に誰と会ってどれほど滞在するのか注視する必要がある」と話した。



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