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【社説】韓国、中堅国の長所生かした新たな外交戦略立てねば(2)

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版
この際米国・中国・日本・ロシアの「4強外交」にだけ力を注いだ韓国の外交の枠組みと戦略を整える必要がある。南北分断と経済などに強大な影響力を及ぼす周辺4大国との関係を軽視してはならない。またそうすることもできないだろう。ただその他の国にも関心と投資を注ぎ込み外交戦略を多角化・多様化することが必要だ。ただ中東の巨大市場はイランだけでない。アジアの「最後の黄金の地」と呼ばれるミャンマーと、「眠りから覚める巨人」インドのような国が代表的だ。

25年ぶりに行われたミャンマーの初の自由総選挙ではアウン・サン・スー・チー氏率いる国民民主連盟(NLD)が圧勝して議会を掌握した。まだ軍部関連勢力が政権を占めているが近く行われる大統領選挙でも民主勢力が勝利するなら改革・開放の速度はさらに速くなるだろう。ミャンマー北西部ラカイン州の州都シットウェからムラウク王朝(1430~1785)の首都だったムラウク間では道路を拡張する工事が進められている。重装備が不足しており、村ごとに住民たち、特に女性たちがハンマーで舗装用道路を1日中掘り返している姿を見ることができる。土木建築に長けた技術力を持つ韓国がこの地域に重装備と技術指導人材を支援するだけでもミャンマー人から大歓迎を受けるだろう。ミャンマーでは韓国ドラマが人気を呼んでおり韓国のイメージも高まっている。投資するのに最適な環境が作られているわけだ。

人口13億のインドは長い眠りから覚めている。7%を超える高い経済成長率を記録しているインドのモディ政権は全世界を対象に全方向協力を推進中だ。しかしインドもやはり強大国の隷属を警戒しているという点で韓国にはまた別の「機会の地」だ。


インドの国民は急速な経済発展と優れた技術力を備えた「中堅国韓国」に魅力を感じているというのが現地関係者らの一貫した話だ。韓国外交が韓国の長所を活用した外交多角化戦略を駆使しなければならない理由だ。このため韓国政府と民間が緊密な協力を通じて緻密な外交戦略を立てなければならない時だ。(中央SUNDAY第464号)



【社説】韓国、中堅国の長所生かした新たな外交戦略立てねば(1)

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