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<U-23サッカー>「リトル朴智星」リュ・スンウ、5年前の韓日戦の雪辱誓う

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓国と日本が再びフィールドで会う。“毒種”リュ・スンウ(23、レバークーゼン)がキーマンとして出場する。

オリンピック(五輪)サッカー代表チームは30日(日本時間)午後11時45分、カタール・ドーハのアブドゥッラー・ビン・ハリーファ・スタジアムで日本と2016アジアサッカー連盟(AFC)U-23(23歳以下)チャンピオンシップの決勝戦を行う。

リオデジャネイロオリンピック(リオ五輪)アジア最終予選も兼ねた今大会で、韓日両国は上位3位まで与えられる本戦行きチケットをすでに獲得している。だが、永遠のライバル戦を控えて両国は必勝を叫んでいる。


韓国攻撃の核であるファン・ヒチャン(20、ザルツブルク)は所属チームの復帰要請により日本戦ではプレーができない。そこで申台龍(シン・テヨン)監督(46)は最前方FWリュ・スンウの足に期待をかけている。

リュ・スンウは今大会4試合に出場して2ゴール・2アシストを記録している。イエメンとの第2戦で1ゴール・1アシストを、ヨルダンとの準々決勝でもアシストを記録した。

カタールとの準決勝では、後半3分にゴール前パスを受けてGKが出てきた瞬間を突いて右足シュートで先制ゴールを奪った。

だが、後半34分に足がけいれんして担架で運び出された。リュ・スンウは「6カ月間、所属チームでは試合に出られなかった。実戦感覚が鈍っていたところで代表チームに迷惑をかけてはいけないと思い死に物狂いでプレーした」と話した。

リュ・スンウは今季所属チームであるドイツ・ブンデスリーガのレバークーゼンで主戦競争から押し出されて1試合も出場がかなわなかった。

リュ・スンウは2013年国際サッカー連盟20歳以下ワールドカップで2ゴールを決めて韓国のベスト8入りを導いた有望選手だ。当時、朴智星(35)のような旺盛な活動量で「リトル朴智星」と呼ばれた。

大会以降、レアル・マドリード(スペイン)やドルトムント(ドイツ)からラブコールを受けたりもした。外国クラブの提案を蹴ってKリーグ済州(チェジュ)に入団したリュ・スンウは、2013年12月にレバークーゼンにレンタルされその後完全移籍した。

しかし2013-14シーズンは2試合の出場にとどまった。2014-15シーズンはドイツ2部リーグのブラウンシュヴァイクにレンタルされて16試合で4ゴールを決めた。今季再びレバークーゼンに戻ったが、1部リーグではベンチを温めるだけに終わった。

リュ・スンウは小柄(1メートル71センチ、59キロ)ではあるものの勝負根性が強いため「毒種」と呼ばれるている。リュ・スンウは「タクシー運転手だった父と食堂で働いていた母に報いたくて子供の頃から必死に運動した。中央(チュンアン)大学に奨学生で入学した後は6カ月間毎日縄跳びを1000回ずつした」と話した。

今大会では、リュ・スンウは第3戦(イラク戦)を除いて全ての試合に出場した。そのたびにフィールドを力いっぱい走り回り韓国チームの攻撃に活気を吹き込んだ。五輪代表チームの中で足技が最も優れた選手にも挙げられている。

韓国A代表チームは2011年カタール・ドーハで開かれたアジアカップ準決勝で日本にPK戦の末、苦杯をなめた。この試合を最後に、代表チームから退いた朴智星は、今回アジアサッカー連盟の招待を受けて30日には観覧席で試合を見守る予定だ。

リュ・スンウは「韓日戦の重要性についてはよく分かっている。日本には絶対負けたくない」と話した。



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