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<U-23サッカー>「得点ルート-集中力-ミドル」三拍子そろう日本

ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版
「得点ルート-集中力-ミドルシュート」。フィールドプレーヤー全員が三拍子そろったゴールゲッターだ。韓国とアジア最強をかけて激突する日本五輪代表チームのことだ。

申台龍(シン・テヨン)監督が率いる韓国五輪代表は30日(日本時間)、リオデジャネイロ五輪最終予選を兼ねたU-23(23歳以下)アジア選手権の決勝で「ライバル」日本と対戦する。今大会の3位までリオ五輪本大会の出場権が与えられる。両チームともに五輪チケットを獲得したうえで、優勝をかけて対戦するだけに、激しい勝負が予想される。

日本は全ポジションが得点源だ。日本は今大会12得点だが、ゴールを決めた選手は9人にのぼる。GKを除いたフィールドプレーヤー全員がゴールゲッターになれるということだ。同じく12得点したが、ムン・チャンジン(23、浦項、4得点)-権昶勲(クォン・チャンフン、23、水原、4得点)-リュ・スンウ(23、レバークーゼン、2得点)の3人に集中した韓国とは対照的だ。


「解決人」が多いという点は接戦で長所となる。FWが相手にマークされても第2線またはDF選手がゴールを決めて勝利をつかめるからだ。これに関連し「韓国大砲vs日本小銃」の対決という言葉も出ている。

さらに日本は終盤に驚くほどの底力を見せている。今大会の日本の12得点のうち半分の6得点が後半戦30分以降に生まれた。トーナメントに入ってからは終盤に得点が集中している。日本が準々決勝と準決勝で決めた5ゴールのうち4ゴールが後半戦と延長戦だった。

特に日本は23日のイランとの準々決勝(3-0勝利)では延長戦に3得点(延長前半5分・後半3分・後半10分)した。27日のイラクとの準決勝(2-1勝)でも、1-1だった後半48分に決勝ゴールを決めた。強豪を相手に1ゴール差の勝負をしても最後まで集中力を失わなかった。

多様な得点源と後半終盤の得点力の秘訣は強くて正確なキックだ。日本はフィールドプレーヤーの大半が優れたミドルシュートを見せている。ミドルシュートはチームの戦力が似ていて、相手に個人戦術が通用しなかったり、体力が低下して油断しやすい後半に効果的な得点方法だ。実際、日本は実力の差が大きく個人技を発揮できたタイとのグループリーグ第2戦(4-0勝利)の4得点を除いて半分以上がミドルシュートだった。日本はタイ戦のほかの4試合で8得点し、うち5得点はペナルティーエリアの外から放ったシュートだった。

特に警戒すべき選手は久保裕也(23、BSCヤングボーイズ)、中島翔哉(22、東京)、鈴木武蔵(アルビレックス新潟)だ。日本チームで最多得点(3得点)の久保は今大会、先発で3回、ジョーカーで2回出場するほど、戦術的に活用価値が高い選手だ。どの時間帯に投入されても優れたゴール決定力を見せている。ミドルシュートを武器とするMF中島は「エース」の象徴である背番号10を付けるほど得点、パス能力がある。中に切れ込みながら放つシュートが威力的だ。ジャマイカ人の父と日本人の母に生まれた鈴木は高校卒業後にJリーグに直行した。爆発的なドリブル突破からのクロスで久保と良い呼吸を見せている。



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