韓国経済が四面楚歌に追い込まれている。政府の短期浮揚策の効果が出尽くし、景気回復にブレーキがかかった。輸出不振で現代自動車・ＳＫハイニックスなど代表的な企業の実績も悪化している。

韓国銀行（韓銀）によると、昨年１０－１２月期の実質国内総生産（ＧＤＰ）成長率は前期比０．６％だった。昨年７－９月期に１．３％成長し、６期ぶりに１％台の成長率を回復したが、また０％台に落ちた。不動産景気が停滞し、建設投資が前期比６．１％減少した影響が大きかった。昨年の年間成長率も２．６％に終わり、２０１２年（２．３％）以来の最低水準となった。

今週から昨年の実績を公開する主要企業も厳しい状況だ。現代自動車は昨年の営業利益が６兆３５７９億ウォン（約６２００億円）と、前年比で１５．８％減少した。営業利益率は前年比１．５ポイント落ちた６．９％だった。


ＳＫハイニックスは昨年１０－１２月期の営業利益が９８９０億ウォンとなり、７期続いた「１兆ウォン台営業利益」が終わった。ＬＧディスプレイも昨年の営業利益が１兆６２５５億ウォンと、前年比１９・８％減となった。