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【時視各角】シャオミフォンのハプニングと消費者の逆襲=韓国(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
明らかに合理的な反応ではなかった。先週、最もホットな流通街の論議の的だったシャオミ(小米、Xiaomi)フォンのハプニングの話だ。話の始まりはこうだった。オンラインショッピングモールのインターパークがKTと手を組んで中国のシャオミの新型携帯電話である「Redmi Note3」を販売すると広報しておいてイベント2日後に取り消したことだ。これについて報道機関や消費者が甲論乙駁しながら取り上げた。議論と解説は激しいものだった。一部ではKTが国内メーカー大企業の顔色をうかがったり、Redmi Noteの人気に驚いたメーカーの圧力に屈服したりしたのだろうと観測した。別の一部では国内法違反の可能性を提起した。ところがこうした議論は相当部分が根拠のないものだった。

まず国内法違反の可能性は「本当に」ない。今回のイベントが関心を引いたのはKTという基幹ネット事業者が主体になって中国フォンを開通するという一種の「錯覚」から始まった面がある。ところが実は今回のイベントは韓国で中国フォンが流通する典型的な方式をそのまま借用したものだった。このようなやり方だ。

韓国は電波法上、企業が携帯電話など情報技術(IT)端末を輸入する場合、政府から電波認証を受けなければならない。だが個人が使おうと外国から買ってくる携帯電話は電波認証を受けなくても良い。これに対しオープンマーケットが購買代行をして、消費者が海外直購入で端末を買う形で中国フォンが流通する。今回のイベントもまさにこのやり方だった。6万ウォン台の安い価格も、直ちに法違反になるわけではない。KTが補助金を支給したのでなく販売者価格なのだ。KTは個人の携帯電話にネットをつなげるネットワーク事業者として参加する形だった。このように法に違反せずに中国製の携帯電話を取り引きする「創意的な流通技法」はすでに市場で通用している。


この渦中における話の主人公はインターパーク・KT・Redmi Note3だったが、イベントと何の関連もなかった国内メーカーが思い切り非難を受けて疑いをかけられる状況まで展開した。メーカー関係者たちは「そんなイベントが開かれるとも知らなかった」としてくやしさを吐露した。



【時視各角】シャオミフォンのハプニングと消費者の逆襲=韓国(2)

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