海洋プラント事業で発生した問題のため昨年「アーニングショック」を経験した韓国造船業界に、受注減少というもう一つの悪材料が登場した。韓国造船企業の昨年の受注量は中国に次ぐ世界2位に終わった。特に現代重工業、サムスン重工業、大宇造船海洋の「ビッグ3」が大規模な営業損失を出した4-6月期以降、受注量が急減した。下半期の受注量だけで比較すると中国の半分にもならない。造船業界では今年と来年も売上減少など実績悪化が続くという懸念が出ている。
◆下半期の受注量は中国の半分
英造船・海運分析機関クラークソンによると、韓国造船企業は昨年、1015万CGT(標準換算トン数・建造難易度などを考慮した船舶重量)を受注した。1位の中国(1025万CGT)より10万CGT少なかった。日本は同じ期間に914万CGTを受注し、3位だった。中国と韓国、日本の市場シェアはそれぞれ30.3%、30%、27.1%。中国は2012年から4年連続で受注量1位を守っている。
中国との受注量の差は2012-2014年に比べて縮小したが、下半期の受注量が大きく減少したのが問題だ。中国造船企業は昨年下半期に692万CGTを受注した。同じ期間、韓国造船企業の受注量は半分にもならない342万CGTだった。日本(442万CGT)より少なかった。
受注量の差は年末に近づくほど広がった。11-12月の韓国と中国の受注量はそれぞれ31万CGT、248万CGTだった。中国の受注量は韓国の8倍にのぼった。昨年12月の韓国造船企業の受注量(11万CGT)は2009年9月以来の最低水準となった。造船業界の関係者は「昨年1-6月は韓国の受注量が中国の倍だったが、下半期に入って逆転した」とし「造船ビッグ3が一斉に大規模な赤字を出し、消極的な営業をして受注量が減ったとみられる」と述べた。中国造船企業が超大型コンテナ船、超大型タンカーなど高付加価値船舶を受注し始めたのも一つの要因として作用したという分析だ。かつては高付加価値船舶市場は韓国の大型造船企業がほぼ独占していたが、昨年から中国造船企業に市場の一部を奪われている。日本も昨年から本格的に超大型コンテナ船を受注し、市場シェアを高めている。日本の市場シェアは2013年16.5%、2014年21.6%、2015年27.1%と増えている。
受注は中国の半分・営業赤字8兆ウォン…韓国造船「崖っぷち危機」(2)
◆下半期の受注量は中国の半分
英造船・海運分析機関クラークソンによると、韓国造船企業は昨年、1015万CGT(標準換算トン数・建造難易度などを考慮した船舶重量)を受注した。1位の中国(1025万CGT)より10万CGT少なかった。日本は同じ期間に914万CGTを受注し、3位だった。中国と韓国、日本の市場シェアはそれぞれ30.3%、30%、27.1%。中国は2012年から4年連続で受注量1位を守っている。
中国との受注量の差は2012-2014年に比べて縮小したが、下半期の受注量が大きく減少したのが問題だ。中国造船企業は昨年下半期に692万CGTを受注した。同じ期間、韓国造船企業の受注量は半分にもならない342万CGTだった。日本(442万CGT)より少なかった。
受注量の差は年末に近づくほど広がった。11-12月の韓国と中国の受注量はそれぞれ31万CGT、248万CGTだった。中国の受注量は韓国の8倍にのぼった。昨年12月の韓国造船企業の受注量(11万CGT)は2009年9月以来の最低水準となった。造船業界の関係者は「昨年1-6月は韓国の受注量が中国の倍だったが、下半期に入って逆転した」とし「造船ビッグ3が一斉に大規模な赤字を出し、消極的な営業をして受注量が減ったとみられる」と述べた。中国造船企業が超大型コンテナ船、超大型タンカーなど高付加価値船舶を受注し始めたのも一つの要因として作用したという分析だ。かつては高付加価値船舶市場は韓国の大型造船企業がほぼ独占していたが、昨年から中国造船企業に市場の一部を奪われている。日本も昨年から本格的に超大型コンテナ船を受注し、市場シェアを高めている。日本の市場シェアは2013年16.5%、2014年21.6%、2015年27.1%と増えている。
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