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<北朝鮮4次核実験> 「北、米・中の制裁覚悟…5月ごろ長距離ミサイル試験の可能性」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
◆小此木政夫慶応大名誉教授

--北朝鮮の核実験の背景は。

「目的は2つある。一つは(核兵器)技術革新を通じて抑止力を強化するためだ。北朝鮮の場合、軍事力が外交の手段となっている。新しい外交手段を確保するためのものとみる。もう一つは11月の米大統領選挙まで意識した。オバマ政権の戦略的忍耐政策が失敗したという点を見せながら、次期政権との核交渉を念頭に置いていると考える」


--なぜこの時期なのか。

「金正恩が新年の辞で核・ミサイルに言及しなかったため、核実験はサプライズだ。米大統領選挙とともに注目すべき点は5月の労働党第7回党大会だ。核実験をすれば米・中などの制裁を受けるため、党大会の前はしないとみる。北朝鮮のダイナミックな核外交が始まった」

--米国と中国の対応は。

「オバマ政権は以前と同じように国際社会とともに制裁を強化するとみる。注目されるのは北朝鮮の核実験に厳しい反応を見せてきた中国だ。今回の核実験は中国の制裁にも限界があるという点を語っている。北朝鮮は中国が対北朝鮮石油供給中止などの措置を取らないとみている印象だ。今回の核実験は国際社会が北朝鮮に核を放棄させる方法があるかという点も問うている」

--今後、北朝鮮はどう出てくるだろうか。

「北朝鮮は強い覚悟を持っているようだ。米・中の制裁も念頭に置いて強硬な瀬戸際戦術を駆使している。5月の党大会ごろには人工衛星形態で長距離ミサイル試験をすると予想される。金正恩が新年の辞で南北対話を話したが、党大会の後、南北首脳会談を含む高いレベルの南北対話を要請する可能性もある」

◆小此木政夫=日本の代表的な韓半島(朝鮮半島)専門家。現在、慶応大名誉教授と韓国東西大客員教授。小泉・福田内閣当時に外交戦略を立てる首相諮問機構の委員を務めた。



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