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【社説】シャオミ製品の販売中断、消費者の選択権を嘲弄した=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
大手通信会社とオンラインショッピングモールが組んで中国シャオミの最新スマートフォンを破格な価格で販売したが2日で中断した。通信会社のKTとオンラインショッピングモールのインターパークは4日からKTに新規加入したり番号を移動する条件で16GBのシャオミ「Redmi Note3」を6万9000ウォン(約6821円)、32GBは11万9000ウォンでそれぞれ販売した。価格が中国よりより安く、性能も悪くなく、少なくない消費者が集まったという。だが30時間ぶりの翌日夕方にKTの要請で突然販売が中断された。

KTは「マーケティングを担当する子会社が本社と協議せずに進めたことを後で知った」と釈明した。だが消費者はもちろん業界内部ですら「シャオミの躍進に脅威を感じている韓国のスマートフォンメーカーの立場を意識した決定」という指摘が出る。創業6年目のシャオミの中国市場でのシェアはサムスン電子の2倍を超える。こうした会社の製品を大手通信会社が輸入して販売するのが負担になったのだろうということだ。

事実韓国のスマートフォン市場はサムスン電子とLG電子のようなメーカーとSKテレコム、KT、LGユープラスのような流通会社が寡占している。すべて屈指の大企業だ。このため輸入製品に対する見えない障壁が高く、政府規制がこれを後押しするという指摘を受けてきた。2007年に米国で発売されたアップルのiPhoneが厳しい国内認証手続きと国内通信会社によるメーカーの顔色伺いで2年が過ぎた2009年に韓国市場で発売されたのが代表的な事例だ。


シャオミ製品の販売中断がこうした雰囲気のせいならば深刻な問題と言わざるを得ない。世界をリードするという韓国の情報技術(IT)産業が国内市場を守る技術と価格競争力を備えているのかに疑問を投げかけることだからだ。1度や2度ならわからないが、いつまでも大企業間の「なれ合い」や「以心伝心」で市場を守ることはできないものだ。自由貿易協定(FTA)時代にも似合わない。消費者が国産と輸入品を分けず良い物を安く買うことができてこそ市場効率性が高まり、競争を通じた革新が可能になる。競争を促進する「ナマズ」が必ず国産でなければならないという考え方を1日も早く振り払わなければならない。



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