歌手の故キム・グァンソク
キム・グァンソクの親友だった歌手パク・ハッキは「彼の歌は私たちが生きていく人生の町角に敷物を敷いておいたような歌、地下鉄で言えば1号線」としながら「原曲のメロディと歌詞が非常に淡泊なので編曲しやすいのだろう。オーディション番組で多くの若者たちが歌い、彼らにとっては新しい歌になった。死後もこのように多くの公演が行われている歌手は世界的にもいない」と話した。
20周忌を迎えてキム・グァンソクを追慕するイベントがソウルと大邱(テグ)で開かれる。キム・グァンソク追悼事業会はこの日午後7時30分、ソウル東崇洞(トンスンドン)ハクチョンブルー小劇場で「キム・グァンソクを歌う2016」を開く。ことしが最後の公演だ。
追悼事業会側は「2008年から昨年末まで集まった基金約4億ウォン(約4000万円)をベースにことし財団を設立し、韓国大衆音楽界の発展を支援する事業を行う予定」と話した。
キム・グァンソクのファンの集い「歌手キム・グァンソクを愛する人々」も、この日、ソウル大学路(テハンノ)で追慕祭「キム・グァンソク 冬の愛の手紙」を準備している。午後6時からマロニエ公園で追慕祭を開き、7時30分からガーデンシアター劇場で歌手ユン・ソネとソウル芸術大のイ・スンイル公演チームなどが公演する。大邱市中区(チュング)の「キム・グァンソク通り」では9日に追慕コンサート「キム・グァンソク 彼が恋しい日に」を開く。追慕文を小さな紙飛行機にして飛ばすイベントも予定されている。
大邱市中区庁は2010年にキム・グァンソクが生まれた大邱市防川(パンチョン)市場一帯の路地(350メートル)を「キム・グァンソク通り」として整備し、終日彼の歌が路地に流れるようにした。キム・グァンソクの像や歌詞が書かれた壁画、野外公演会場などもつくった。
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