６日午前９時３０分、北朝鮮でマグニチュード（Ｍ）４．９の地震が発生した。韓国気象庁は人工の地震ではないかとしている。核実験の可能性を排除することはできない状況だ。震央地は咸鏡北道吉州郡豊渓里（ハムギョンブクド・キルジュグン・プンゲリ）にほど近い地点だ。北朝鮮が２００９年に行った２次核実験の直後にもＭ４．４程度の地震波が感知されていた。

国家情報院は「現在、豊渓里近隣を精密分析中」と明らかにした。国防部・統一部の関係者は「現在、核実験の兆候が正確に把握されたものはない」と明らかにした。外交部は、現在、尹炳世（ユン・ビョンセ）長官主宰で対策会議を開いている。

北朝鮮はこれに先立つ５日、核・経済並進路線に改めて言及していた。朝鮮中央通信は５日、「米国の核威嚇こそが我々を核抑制力強化の方向に進ませた根本要因だ。核を保有して法制化し、新たな並進路線にしたがって強化していくのはあまりにも当然のこと」と主張した。