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【コラム】新年の韓国経済、「クォンタムジャンプ」を期待する(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
筆者が在職する会社も未来に対する悩みが多い。膨大なビッグデータをベースに数学・統計を活用して10年、50年、100年後を予想する。保険料を算出し、保険金規模を推定する。それでも予測の誤差が出る。予想できない新たな疾病の発生、医療と科学技術の発展速度のためだ。台風や洪水など自然災害による損害を精巧に予測するCAT(Catastrophe、災難)モデル開発のために台湾の専門機関と協力関係を結んでいる。スタッフを現地に送りシステム開発に邁進している。以前のように自然災害損失データにだけ依存しないで、どんな巨大自然災害でもそれにともなう損害率と保険料を正確に予測しようと考える。

グーグルのエンジニアリング理事であり未来学者であるレイ・カーツワイルは2045年をシンギュラリティの時点だと予想している。そのために韓国も気候変動、エネルギー、情報技術(IT)、バイオ、製薬など未来に対する長く深い洞察をまたするべきではないだろうか。

おりしもフランス・パリで気候変動に対応するために2021年から温室効果ガス縮小を義務化することに合意した。今回の協定は先進国・開発途上国を問わず195の当事国すべてが縮小義務を負うということで意義が大きい。気候変動は韓国にとって危機ではなく機会だ。気候変動産業を新成長動力でとみて新たな枠組みを組むという積極的な対応を通じ新しい革新を導かなければならない時だ。


未来は準備する者だけが変えることができるという言葉のように、枠組みを新しく組み立てて未来に能動的に備えなければならない。2016年新年を控えているが内外の経済環境はそれほど明るくはない。それでも健康で幸せな人生のための新年計画をしっかり立てなければならない。2045年のシンギュラリティに備え、クォンタムジャンプできる韓国経済の希望に満ちた新年を見たい。

キム・スボン保険開発院長



【コラム】新年の韓国経済、「クォンタムジャンプ」を期待する(1)

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