韓国の国富が２０１３年基準で１京１０００兆ウォン（約１１３１兆円）を越えたことが分かった。世界金融危機が襲った２００８年以降、３０００兆ウォン近く増加した。２９日、韓国銀行と統計庁によると、２０１３年末現在の韓国の国民純資産（資産から負債を引いたもの）は１京１０３９兆２０００億ウォンと集計された。２００８年８１１８兆５０００億ウォンだった韓国の国民純資産は２０１１年１京２８１兆５０００億ウォンと初めて１京ウォンを越えた。５年前と比較すると３６％（２９２０兆７０００億ウォン）増えた。国内総生産（ＧＤＰ）に対する国民純資産倍率も２００８年７．４倍から２０１３年７．７倍に上昇した。

経済主体別では、家計および非営利団体の純資産が６３６５兆９０００億ウォン、政府は３０９３兆３０００億ウォンだ。金融会社と一般企業の純資産はそれぞれ２４５兆ウォン、１３３５兆ウォンだ。資産の種類別では、不動産など非金融資産が１京１０７８兆５０００億ウォンだった。半面、純金融資産は負債（１京１６６４兆２０００億ウォン）が資産（１京１６２５兆ウォン）よりも多く、－３９兆３０００億ウォンとなった。韓銀のチョ・テヒョン国民Ｂ／Ｓチーム長は「韓国の場合、他国と比較して非金融部門資産の比重が高い」とし「今後、不動産価格の上昇が収まれば非金融部門の比重が減少する可能性がある」と話した。