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<「バイオ神話」に挑戦するサムスン>「バイオCMO世界1位になる」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

21日、仁川松島経済自由区域内のサムスンバイオロジクス本社で開かれた第3工場起工式で、朴槿恵(パク・クネ)大統領ら出席者が発破ボタンを押している。左から黄祐呂(ファン・ウヨ)副首相兼教育部長官、李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長、朴大統領、鄭鎮ヨプ(チョン・ジンヨプ)保健福祉部長官、金泰漢(キム・テハン)サムスンバイオロジクス社長。

サムスンが21日、単一施設では世界最大となる年間18万リットル規模の第3工場に着工したのは、半導体成功神話をバイオ医薬品専門生産(CMO)分野で再現できるという自信からだ。2011年にバイオ分野に参入したサムスンはこの4年間、バイオシミラー(バイオ後続品)開発など圧縮成長を通じて「ライバル企業が追うことができない果敢な攻撃投資で後発企業をかわした半導体の成功方程式がバイオ医薬品でも可能だ」という結論を出した。第3工場投資決定はこうした戦略的判断に基づくというのが、サムスン側の説明だ。

サムスンバイオロジクスの金泰漢(キム・テハン)社長もこの日、仁川(インチョン)松島(ソンド)経済自由区域で開かれた第3工場着工式の前の記者懇談会で「第2半導体神話の再現」を強調した。金社長は「30年前にサムスンが半導体投資決定をした当時、主要電子企業が自主的に半導体を生産していたため成功するかどうか心配されたが、結局、世界市場はサムスン電子など専門企業中心に変わった」と強調した。

◆「バイオに半導体DNA移植」


サムスンバイオロジクスは投資に対する効率でライバル企業を大きく上回るという点を最大競争力として強調した。この日、サムスンバイオロジクスが明らかにした年18万リットル規模の第3工場投資金額は8500億ウォン(約900億円)。年9万リットル規模工場の増設に10億ドル(約1兆1000億ウォン)投資計画を明らかにしたグローバル1位のバイオ企業、米アムジェンと比較すると、1リットルあたりの投資額が40%台にすぎない。工事期間もアムジェンが41カ月であるのに対し、サムスンバイオロジクスは35カ月だ。

半導体プラントの設計と建設で得たノウハウをバイオ工場に移植したのがこうした差をもたらしたというのがサムスン側の説明だ。特に第3工場はバイオ医薬品工場では初めて365日稼働が可能なシステムを整え、生産能力を最大化する。

「スピード」とともにサムスンバイオロジクスが強調する競争力は「高品質」だ。11月に米食品医薬品局(FDA)はサムスンバイオロジクスの第1工場に対する調査を進めた。FDAの調査ではグローバル企業でも一つや二つは欠陥が見つかるのが一般的だが、サムスンバイオロジクスは品質安全性など3つの核心基準ですべて「無欠点」通知を受けた。

金社長は「独自の力で初めて建設したバイオ工場が最も厳しいFDAの審査で無欠点通知を受けた」とし「価格競争力と収率に加え、高品質までが検証されただけに、今後グローバル顧客の確保がより滑らかになるだろう」と述べた。



<「バイオ神話」に挑戦するサムスン>「バイオCMO世界1位になる」(2)

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