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1972億ウォンでモディリアーニを購入した中国人「韓国美術にもっと投資したい」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

中国上海にある龍美術館の王薇館長。世界美術界の大物に浮上した王館長は韓国美術に高い関心を寄せている。現在、龍美術館で開かれている展覧会の図録を持っている。図録の表紙は金煥基の作品だ。

10月ニューヨークのクリスティーズ競売場で 劉益謙-王薇夫妻が購入したモディリアーニの『腕を広げて横たわる裸婦』。1972億ウォンで世界で2番目に高い絵となった。

赤いノースリーブのドレスに毛皮のコートをまとった龍(ロン)美術館の王薇館長の第一印象はまるで「文化崛起」に乗り出した中国代表選手のようだった。中国美術界の大物と呼ばれる彼女は、中国の金融財閥である新理益グループの会長であり夫である劉益謙氏と共に、ことし世界美術市場で一気に注目を浴びた。11月9日、ニューヨークのクリスティーズ競売場で、イタリアの画家アメデオ・モディリアーニの代表作『腕を広げて横たわる裸婦』を1億7400万ドルで落札し、世界で二番目に高価な絵画の所有者になったからだ。当時、オークションで韓国人コレクターをおさえてこの作品を手に入れたことでさらに話題になった。

17日午後、上海・浦西にある龍美術館で王館長と会った。コンクリート外壁の龍美術館内部は観覧客でにぎわい、急成長する中国美術市場の現状を示すようだった。王館長は、自分の美術館事業は韓国から学んできたものだと口火を切った。2005年、日本のあるアートフェアに行き、日本や韓国などアジアの美術に関心を持ち始め、2011年に韓国のサムスン美術館「リウム」を訪問した後、新しい美術館の設立を計画したという。リウム美術館でコレクションの質とその展示方法に驚いた彼女は、1年後の2012年、浦東に龍美術館を建てた。現在は、中国古美術と近代革命期の作品を主に展示する「浦東館」と、現代美術中心の「西岸館」を運営している。来年4月28日には、当代実験作のため、重慶(チョンチン)に三番目の美術館を開館する予定だ。

龍美術館が韓国美術界で注目を集めている理由は、韓国の作家に向かう王館長の関心のためだ。王館長は「社会変化像を含む韓国の現代美術作品にも魅力を感じている」と話し、金煥基(キム・ファンギ)、 ナム・ジュン・パイク(白南準) 、パク・ソンホなど有名作家の名前を列挙した。実際、龍美術館は金煥基の1950年代の作品をはじめ、 朴栖甫(パク・ソボ )、李禹煥(イ・ウファン)、鄭相和(チョン・サンファ)、河鍾賢(ハ・ジョンヒョン)の単色画(モノクローム)を所蔵しており、ナム・ジュン・パイクのビデオ作品も設置している。西岸館で開かれている「想象突圍現実、Breaking through to the actual via the imagination)」展の図録の表紙を金煥基の作品にするほどだ。王館長が20億ウォン(約2億580万円)で購入した作品だ。

1972億ウォンでモディリアーニを購入した中国人「韓国美術にもっと投資したい」(2)

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