赤いノースリーブのドレスに毛皮のコートをまとった龍(ロン)美術館の王薇館長の第一印象はまるで「文化崛起」に乗り出した中国代表選手のようだった。中国美術界の大物と呼ばれる彼女は、中国の金融財閥である新理益グループの会長であり夫である劉益謙氏と共に、ことし世界美術市場で一気に注目を浴びた。11月9日、ニューヨークのクリスティーズ競売場で、イタリアの画家アメデオ・モディリアーニの代表作『腕を広げて横たわる裸婦』を1億7400万ドルで落札し、世界で二番目に高価な絵画の所有者になったからだ。当時、オークションで韓国人コレクターをおさえてこの作品を手に入れたことでさらに話題になった。
17日午後、上海・浦西にある龍美術館で王館長と会った。コンクリート外壁の龍美術館内部は観覧客でにぎわい、急成長する中国美術市場の現状を示すようだった。王館長は、自分の美術館事業は韓国から学んできたものだと口火を切った。2005年、日本のあるアートフェアに行き、日本や韓国などアジアの美術に関心を持ち始め、2011年に韓国のサムスン美術館「リウム」を訪問した後、新しい美術館の設立を計画したという。リウム美術館でコレクションの質とその展示方法に驚いた彼女は、1年後の2012年、浦東に龍美術館を建てた。現在は、中国古美術と近代革命期の作品を主に展示する「浦東館」と、現代美術中心の「西岸館」を運営している。来年4月28日には、当代実験作のため、重慶(チョンチン)に三番目の美術館を開館する予定だ。
龍美術館が韓国美術界で注目を集めている理由は、韓国の作家に向かう王館長の関心のためだ。王館長は「社会変化像を含む韓国の現代美術作品にも魅力を感じている」と話し、金煥基(キム・ファンギ)、 ナム・ジュン・パイク(白南準) 、パク・ソンホなど有名作家の名前を列挙した。実際、龍美術館は金煥基の1950年代の作品をはじめ、 朴栖甫(パク・ソボ )、李禹煥(イ・ウファン)、鄭相和(チョン・サンファ)、河鍾賢(ハ・ジョンヒョン)の単色画(モノクローム)を所蔵しており、ナム・ジュン・パイクのビデオ作品も設置している。西岸館で開かれている「想象突圍現実、Breaking through to the actual via the imagination)」展の図録の表紙を金煥基の作品にするほどだ。王館長が20億ウォン(約2億580万円)で購入した作品だ。
1972億ウォンでモディリアーニを購入した中国人「韓国美術にもっと投資したい」(2)
17日午後、上海・浦西にある龍美術館で王館長と会った。コンクリート外壁の龍美術館内部は観覧客でにぎわい、急成長する中国美術市場の現状を示すようだった。王館長は、自分の美術館事業は韓国から学んできたものだと口火を切った。2005年、日本のあるアートフェアに行き、日本や韓国などアジアの美術に関心を持ち始め、2011年に韓国のサムスン美術館「リウム」を訪問した後、新しい美術館の設立を計画したという。リウム美術館でコレクションの質とその展示方法に驚いた彼女は、1年後の2012年、浦東に龍美術館を建てた。現在は、中国古美術と近代革命期の作品を主に展示する「浦東館」と、現代美術中心の「西岸館」を運営している。来年4月28日には、当代実験作のため、重慶(チョンチン)に三番目の美術館を開館する予定だ。
龍美術館が韓国美術界で注目を集めている理由は、韓国の作家に向かう王館長の関心のためだ。王館長は「社会変化像を含む韓国の現代美術作品にも魅力を感じている」と話し、金煥基(キム・ファンギ)、 ナム・ジュン・パイク(白南準) 、パク・ソンホなど有名作家の名前を列挙した。実際、龍美術館は金煥基の1950年代の作品をはじめ、 朴栖甫(パク・ソボ )、李禹煥(イ・ウファン)、鄭相和(チョン・サンファ)、河鍾賢(ハ・ジョンヒョン)の単色画(モノクローム)を所蔵しており、ナム・ジュン・パイクのビデオ作品も設置している。西岸館で開かれている「想象突圍現実、Breaking through to the actual via the imagination)」展の図録の表紙を金煥基の作品にするほどだ。王館長が20億ウォン(約2億580万円)で購入した作品だ。
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