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「ジェネシス・エコカーに集中」 現代・起亜車が不況脱出「加速ペダル」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ジェネシスEQ900

現代・起亜自動車が高級車とエコカーで危機を乗り越える方向で来年の経営計画を決めた。米国・欧州市場の成長率が今年の半分水準に終わると予想し、販売台数を増やすよりブランド価値を高めて充実化することに焦点を合わせることにした。

現代・起亜車は14日、ソウル良才洞(ヤンジェドン)本社で開いた下半期の海外法人長会議で、今年の実績を点検し、来年の事業計画を決めた。その間、鄭夢九(チョン・モング)現代車グループ会長が主に全体会議を主宰してきたが、今年は会社別戦略を詳細に議論するために鄭義宣(チョン・ウィソン)現代車副会長と李炯根(イ・ヒョングン)起亜車副会長がそれぞれ現代車と起亜車の法人長会議を主宰した。鄭副会長が法人長会議を主宰したのは2010年以来5年ぶり。

現代車は来年、高級車ブランド「ジェネシス」を世界市場に定着させることを最優先目標に決めた。ジェネシスブランドの最初のモデルの超大型セダンEQ900(海外名G90)と大型セダンの第3世代ジェネシス(G80)を米国をはじめとする海外市場に出す。


メルセデスベンツやBMWなど高級車ブランドとの競争で成果を出せるよう営業力を集中する計画だ。

エコカー市場にも注力する。現代車は来年1月にエコカー「アイオニック(IONIQ)」を、起亜車は5月ごろ「ニロ(NIRO)」」を出す。またK5プラグインハイブリッドとK7ハイブリッドも出し、エコカー市場での位置づけを高める方針だ。

起亜車は来年、メキシコ工場を稼働し、米国やメキシコなど中南米市場を本格的に攻略する。現代・起亜車は自律走行車とロボット技術に対する研究開発投資を拡大して未来の技術をリードし、高性能車ブランド「N」の開発に力を注ぐことにした。

これまで量的拡大に取り組んできた現代・起亜車が来年、ブランド価値の向上と充実化に集中することにしたのは、主力市場の沈滞が予想されるからだ。韓国自動車産業研究所は前年比5.7%成長した今年の米国市場が来年は1.6%の成長にとどまると予想した。欧州自動車市場の成長率も今年の6.5%から来年は3.1%に下落すると見込んでいる。





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