解放直後の１９４５年８月２４日、朝鮮人労働者や家族らを乗せて帰国中、京都府・舞鶴湾で爆発・沈没した日本軍艦「浮島丸」の犠牲者名簿が一部公開された。

浮島丸爆沈真相究明会（会長、全在鎮）は１１日、「真相究明委員会インターネットホームページ（www.wookishimaho.org）の掲示板に当時死亡した韓国人５４４人の名簿を掲載した」と明らかにした。


日本民間団体の浮島丸殉難者追悼実行委員会が１９８９年発行した「浮島丸事件の記録」の内容を究明委員会が確保、公開したのだ。公開された内容は５４４人の名前、死亡日、場所、住所、職業など。


全会長は「今回公開された名簿は全体犠牲者の一部だが、遺族などを探すのに役立つと思い公開することになった」と述べた。

「浮島丸事件」とは、日帝時代、日本に連行された朝鮮人労働者や家族７５００余人を乗せて帰国中だった浮島丸が１９４５年８月２４日に沈没、５０００余人が死亡した事件で、事故原因などがまだ明らかになっていない。