半導体専門家たちは「半導体産業の競争力は90%以上、核心人材が左右する」と話す。同じ製品を生産しても作る過程がすべて違い、各企業固有のノウハウがあるからだ。中国の半導体企業が数十億ウォンをかけてでも韓国の半導体企業の核心人材を連れていこうとするのも、韓国企業が持つノウハウを一度に習得するためだ。ホン・ソンジュSKハイニックス未来技術研究院長(副社長)は「半導体産業では人材が最も重要だ」として「それでも半導体専攻の教授や学生は減っているのに人材流出問題まであって心配だ」と懸念した。
◆「レシピ」流出すれば大ごと
サムスン電子とSKハイニックスはいずれもDRAM・NAND型フラッシュメモリーのようなメモリー半導体を生産している。通常同じ製品なら作る工程も似ている。スマートフォンはサムスン製品でもLG製品でも部品や工程が大差ない。半導体は違う。同じDRAMでも各会社が使う化学物質が違う。装備をどんな順序でどのように配置するのかも違う。韓国企業は20年以上メモリー半導体に注力しながら自らノウハウを開発し遂げた。
業界専門家たちはこれを料理に例えて「レシピ(調理法)」と表現する。ある業界専門家は「同じキムチチゲをつくっても料理人ごとにレシピが違うことと同じ」として「半導体の全体工程を理解している人が1人いるだけで新生企業としては数十年のノウハウを一度に学ぶことができる」と説明した。
これはかつて中国がディスプレイ産業育成を始める時に韓国内の人材を戦略的に迎え入れたことと似ている。中国は2003年初め、経営難に陥った国内LCD(液晶表示装置)企業ハイディスの人材を大挙吸収して世界5位のBOEを育成した。
<韓国半導体人材流出>半導体核心1人移るだけで「ノウハウ」全て漏出(2)
◆「レシピ」流出すれば大ごと
サムスン電子とSKハイニックスはいずれもDRAM・NAND型フラッシュメモリーのようなメモリー半導体を生産している。通常同じ製品なら作る工程も似ている。スマートフォンはサムスン製品でもLG製品でも部品や工程が大差ない。半導体は違う。同じDRAMでも各会社が使う化学物質が違う。装備をどんな順序でどのように配置するのかも違う。韓国企業は20年以上メモリー半導体に注力しながら自らノウハウを開発し遂げた。
業界専門家たちはこれを料理に例えて「レシピ(調理法)」と表現する。ある業界専門家は「同じキムチチゲをつくっても料理人ごとにレシピが違うことと同じ」として「半導体の全体工程を理解している人が1人いるだけで新生企業としては数十年のノウハウを一度に学ぶことができる」と説明した。
これはかつて中国がディスプレイ産業育成を始める時に韓国内の人材を戦略的に迎え入れたことと似ている。中国は2003年初め、経営難に陥った国内LCD(液晶表示装置)企業ハイディスの人材を大挙吸収して世界5位のBOEを育成した。
<韓国半導体人材流出>半導体核心1人移るだけで「ノウハウ」全て漏出(2)
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