1日、ソウル弘恩洞(ホンウンドン)グランドヒルトンホテルで開かれた2015プロサッカーKリーグ授賞式。記者団の投票でポジション別の最高選手を決める「ベストイレブン」FW部門の結果が発表されると、場内がざわめいた。今季13得点の李東国(イ・ドングク、36、全北)と15得点のアドリアーノ(28、ソウル)の名前が呼ばれた。
しかし「得点王」金信旭(キム・シンウク、蔚山)の名前はなかった。金信旭はベストイレブンのFW部門の候補のうち唯一リーグ全38試合に出場、18得点4アシストをマークし、生涯初めてKリーグ得点王となった。外国人ゴールゲッターの活躍が目立つプロサッカーで国内選手の得点王が出たのは2010年のユ・ビョンス(当時仁川)以来5年ぶり。
意味のある記録を残しながらも金信旭が注目を集められなかったのは全面的にリーグのシステムのためだ。Kリーグクラシック(1部リーグ)は2012年からシーズン末に全体チームをグループA(1-6位)とグループB(7-12位)に分け、別にリーグ日程を進める「スプリットシステム」を適用している。グループAは優勝とアジアサッカー連盟(AFC)チャンピオンズリーグ出場権を、グループBは2部リーグ降格圏脱出を目標に競争し、それぞれ違う面白さを提供するという趣旨だ。
しかし現実は違う状況だ。グループBに属するチームはメディアと大衆の関心から遠ざかる。授賞式場で会った地方市民球団の関係者は「グループBは事実上2部リーグと同じだ。興行に対する期待を早くからあきらめなければいけない」と話した。「弱いチーム同士が集まって競争するグループ」という認識のため、記録も十分に認められない。ベストFW選手の選定で金信旭が得点王プレミアムを享受できなかった背景には、「18得点のうち蔚山がグループBに入ってからの4得点の価値は認めにくい」という認識がある。金信旭はMVP投票でも9票に終わり、李東国(52票)、廉基勲(ヨム・ギフン、48票、32、水原)とは大差がついた。
グループAも状況は似ている。6位でかろうじてグループAに入った済州ユナイテッドは大衆の関心から消えた。全北現代が済州を1-0で破り、Kリーグクラシック2連覇を決めた先月8日、済州ワールドカップ(W杯)競技場を訪れた観客は5124人にすぎなかった。
<サッカー>興行不振のKリーグ、変化に成功したJリーグ(2)
しかし「得点王」金信旭(キム・シンウク、蔚山)の名前はなかった。金信旭はベストイレブンのFW部門の候補のうち唯一リーグ全38試合に出場、18得点4アシストをマークし、生涯初めてKリーグ得点王となった。外国人ゴールゲッターの活躍が目立つプロサッカーで国内選手の得点王が出たのは2010年のユ・ビョンス(当時仁川)以来5年ぶり。
意味のある記録を残しながらも金信旭が注目を集められなかったのは全面的にリーグのシステムのためだ。Kリーグクラシック(1部リーグ)は2012年からシーズン末に全体チームをグループA(1-6位)とグループB(7-12位)に分け、別にリーグ日程を進める「スプリットシステム」を適用している。グループAは優勝とアジアサッカー連盟(AFC)チャンピオンズリーグ出場権を、グループBは2部リーグ降格圏脱出を目標に競争し、それぞれ違う面白さを提供するという趣旨だ。
しかし現実は違う状況だ。グループBに属するチームはメディアと大衆の関心から遠ざかる。授賞式場で会った地方市民球団の関係者は「グループBは事実上2部リーグと同じだ。興行に対する期待を早くからあきらめなければいけない」と話した。「弱いチーム同士が集まって競争するグループ」という認識のため、記録も十分に認められない。ベストFW選手の選定で金信旭が得点王プレミアムを享受できなかった背景には、「18得点のうち蔚山がグループBに入ってからの4得点の価値は認めにくい」という認識がある。金信旭はMVP投票でも9票に終わり、李東国(52票)、廉基勲(ヨム・ギフン、48票、32、水原)とは大差がついた。
グループAも状況は似ている。6位でかろうじてグループAに入った済州ユナイテッドは大衆の関心から消えた。全北現代が済州を1-0で破り、Kリーグクラシック2連覇を決めた先月8日、済州ワールドカップ(W杯)競技場を訪れた観客は5124人にすぎなかった。
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