韓国政府は２６日、中国漁船の西海（ソヘ、黄海）北方限界線（ＮＬＬ）隣接水域での違法操業に関連し、中国側の目に見える実効的な措置を求めた。

韓国外交部は同日、中国青島で韓国と中国の漁業問題について話し合う外交水産当局間の定例協議チャネル「第８回韓中漁業問題協力会議」が開かれたと明らかにした。韓国側はこの会議で▲中国漁船による違法操業問題▲ＮＬＬ隣接水域での違法操業問題▲無許可漁船の処理問題▲中国漁船の暴力抵抗および集団侵犯問題－－などを提起した。

韓国側は特に、ＮＬＬ隣接水域の違法操業問題に関連し、同水域での中国漁船の違法操業がことしに入ってさらに増えているなど状況の深刻性を強調し、中国側に▲ＮＬＬの主要進入水域の中国側の取締船の常時配置▲漁獲物運搬船の取締強化▲漁民に対する教育・啓蒙強化▲出港前の凶器押収－－などの措置を要請した。


これに対して、中国側は違法操業問題を重要視して高い関心を持ってさらに積極的に努力していくという立場を明らかにしたと韓国外交部は伝えた。