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世界コンピュータ囲碁大会で日本の「ZEN」破った韓国の「トルバラム」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

「トルバラム」開発者のイム・ジェボム代表は「9路盤に続き19路盤もコンピュータが人に勝つだろう」と話した。

1997年にIBMのスーパーコンピュータ「ディープブルー」はチェスで当時世界チャンピオンだったガルリ・カスパロフを破った。2011年にはスーパーコンピュータ「ワトソン」が米国のテレビクイズショー「ジェパディ!」でクイズ王たちをはね除けた。だが、囲碁だけは例外だった。囲碁はコンピュータが人間を追い抜くことはできない難攻不落の要塞だった。

こうした通念が破られる日が来るか。人工知能コンピュータの囲碁の実力が恐ろしい速度で伸びている。その中で最高峰は韓国の「トルバラム」。能力はアマ5段程度だ。プロ棋士とも五分五分の対決を行う。

「トルバラム」は10~15日に中国で開かれた第1回ミリンバレー杯世界コンピュータ囲碁トーナメントで優勝した。韓国、中国、日本、台湾、米国、フランス、チェコの7カ国から9チームが参加した今回の大会で、「トルバラム」は日本の強豪「ZEN」を破り優勝カップを獲得した。「トルバラム」と碁を打った中国の連笑7段は「とてもコンピュータ囲碁とは信じられないほどの実力。特に上辺の手相戦と下辺の両覇に対応する手を見て驚いた」と評価した。「トルバラム」を開発したヌリグリムのイム・ジェボム代表(45)と会ってコンピュータ囲碁に対する話を聞いてみた。


――いつから囲碁プログラムを開発したか。

「大学を卒業した後にハンメソフト、ウィーゴーパドゥクなどでネットワークサーバープログラマーとして働いた。囲碁が好きで1997年に『パドゥギ』というプログラムを開発したが『パドゥギ』の実力はアマ初段にもならなかった。当時はこれ以上実力を高めるのは難しいと考えてあきらめた」

――再び挑戦した契機は。

「2012年に日本の囲碁プログラム『ZEN』を知った。私が不可能だと感じたアマ4~5段の実力を備えていた。刺激を受けて私ももう一度やってみなければと考えた」。



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