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他人の著書を少しだけ手直しして…「表紙すり替え」大学教授200人摘発=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
他人の本の表紙だけを変える、いわゆる「表紙すり替え」手口で専攻書籍を出版したりこれを黙認していた大学教授が検察に大挙摘発された。

議政府(ウィジョンブ)地検刑事5部は24日、著作権法違反や業務妨害などの容疑で全国60校余りの大学教授約200人を不拘束立件したと明らかにした。検察は事件に関わった教授とこれに加担した出版社3社の役職員4人もあわせて立件した。今回摘発された大学教授の有罪が確定した場合、各大学の再任用審査に反映されて大規模な教授退任事態につながる可能性も排除できなくなった。

該当の大学教授らは専攻書籍の表紙に書かれた原著者名を自身の名前に変えたり、1、2文字だけ追加して本の題名を少し変えたりする手口で新しい本を出版した容疑がもたれている。これらの中には地方国公立大やソウル私立大の教授をはじめ、学会長や人気講師も含まれていることが確認された。また、原著の著者(教授)は自身の本が表紙すり替えを通じて不正に製作・流通している事実を知りながらも出版社や同僚教授との関係を考慮して黙認していた容疑がもたれている。


事件に関わっていたのはほとんどが理工系の教授で、大学再任用審査を控えて研究実績を残すためにこのような手口を使っていたことが分かった。出版社は、人気のない専攻書籍の在庫処理のために表紙すり替えを積極的に活用した。一部の教授は教え子に自身が表紙すり替えで出版した専攻書籍を売って印税を得ているケースもあった。

検察は最近、ソウルと坡州(パジュ)地域の出版社3者を家宅捜索して電子メールや研究資料など関連証拠を確保し、来月初めにはこのうち約150人を起訴する方針だ。議政府地検のキム・ヨンジョン検事補は「1980年代から大学界-出版業界で公然と行われてきた表紙すり替えがこのように大規模に摘発されたのは今回が初めて」としながら「他の大学に捜査を拡大する方針」と話した。



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