崔ギョン煥（チェ・ギョンファン）副首相兼企画財政部長官は「最近の景気回復の流れを生かせば来年は３％台の成長を十分に達成することができる」と述べた。２０日、ソウル中区プレスセンターで主要研究機関長を招請して開いた懇談会でだ。崔副首相は「追加予算執行など積極的な政策対応で７－９月期は５年ぶりに最も高い前期比１．２％の成長を遂げた」とし「消費心理もＭＥＲＳ（中東呼吸器症候群）以前の水準に回復し、住宅取引量は１０月までに１００万８０００件を記録し、昨年の取引量（１００万５０００件）を上回った」と述べた。

しかし油断はできないと述べた。崔副首相は「米国の通貨政策の正常化、中国の景気失速など主要２カ国（Ｇ２）リスクと原材料価格の下落による中堅資源国の不安定、予期できないテロなどで不確実性が拡大する様相」と懸念を表した。

これを打開する政策方向も提示した。崔副首相は「厳しい対外環境を勘案し、内需中心の回復傾向が持続するよう公共部門が景気回復の呼び水の役割をし、民間の力量を最大限に結集する案を講じる」と提示した。


構造改革も強調した。崔副首相は「今回の通常国会内に労働改革５大法案の処理を通じて、構造改革のための推進力を高める」とし「企業活力提高特別法の制定など自発的な事業再編を通じて従来の主力産業が一段階アップグレードするよう政策的な努力をする」と述べた。