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<プレミア12>日本戦の相手は大谷1人でない

ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版
日本戦で相手にするのは大谷翔平1人ではない。開幕戦も日本打線を抑えられず敗れた。警戒対象より伏兵に打たれる傾向もあった。準決勝も自国リーグの最高選手で構成された日本の打者との勝負がカギだ。

韓国は19日午後7時から東京ドームで日本とプレミア12の準決勝を行う。決勝への道のりで今大会最高の「ビッグカード」が実現することになった。予選ラウンドで完敗した韓国は「日本野球の心臓」で雪辱を狙う。拙速な大会運営、偏向的な日程の適用などにため息が出る状況で、開催国と変わらない日本に一撃を加える機会だ。

開幕戦で2安打に抑え込まれた大谷ともう一度対戦する。一度対戦して大谷の剛速球を体感しているうえ、フォークボールを投げてくるタイミングの前に直球を狙う攻略法も立てた。打者に有利な東京ドームの特性、この舞台で大谷が今季6イニング3失点(1本塁打・7安打)と振るわなかった点も好材料だ。以前とは違う様相を期待できる。


しかし大谷ばかりが警戒対象として浮き彫りになっている。日本の打者も手強い。予選でも日本の打者に12安打を許して5失点した。もちろん開幕戦は慣れない札幌ドームで序盤に失策性のプレーが出たのが主導権を握られた理由だ。しかし全体的にスキがない日本打線を防ぐのに失敗したのも事実だ。

特に予選では大会前に警戒していた秋山翔吾と山田哲人以外の選手にやられた。手を痛めている4番の中村剛也には2安打を許し、2番の坂本勇人には本塁打を浴びた。この日の試合では日本の打者の5人がマルチ安打をマークした。

両チームはその後、予選ラウンドと準々決勝まで5試合を行った後、再戦することになった。試合感覚と体力の低下で実力を発揮できなかった韓国打者のコンディションも大きく上がっている。金賢洙(キム・ヒョンス)は韓国代表の新たな大黒柱になり、李大浩(イ・デホ)と朴炳鎬(パク・ビョンホ)も「一発」の感覚をつかんだ。特に李大浩は東京ドームで打率3割7分5厘をマークし、活躍が期待される。

問題は日本の打者も打撃好調という点だ。今大会6試合でのチーム打率は3割2分4厘と、12出場国のうちトップ。特に中田翔は打率4割3分5厘と当たっている。韓国戦でも2安打2得点でマウンドを苦しめた選手だ。上位・下位打線をつなぐ6番に入り、攻撃の尖兵の役割をしている。韓国先発イ・デウンについても「十分に攻略可能」と自信を見せた。さらに筒香嘉智も4割台の打率で好調を維持している。日本リーグでイ・デウンに強かった中村晃(11打数6安打)、松田宣浩(11打数5安打)も警戒対象だ。

東京ドームの特性は両チームともに適用される。むしろ日本の打者は慣れている場所で韓国投手を狙撃している。すべてのものを出し切らなければならない試合。金寅植(キム・インシク)監督-宣銅烈(ソン・ドンヨル)コーチの投手運用が大谷攻略に劣らず重要だ。



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