潘基文(パン・ギムン)国連事務総長の北朝鮮訪問説が水面上に浮上した。聯合ニュースは15日(現地時間)、国連高位級の消息筋を引用して潘総長が今週北朝鮮の平壌(ピョンヤン)を訪問する計画だと報道した。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記に会うかもしれないとした。潘総長は2007年に就任後何度も公開的に北朝鮮訪問を希望してきただけに訪朝説は外信を通じて世界中に報道された。
これについてステファン・ドゥジャリク国連事務総長報道官は「潘総長は韓半島(朝鮮半島)で対話と安定・平和を増進させるためにいかなる役割でも果たす準備ができていると常に話してきた」として「現時点では潘総長の訪朝計画についてさらに言うまでもない(no further comment)」と明らかにした。潘総長はトルコのアンタルヤで開かれている主要20カ国(G20)首脳会議に参加している。
これに関して国連事情に明るい政府関係者は「潘総長が北朝鮮から招待されて訪朝を検討したのは事実」としながら「だがパリのテロなどの変数が生じた」と話した。この関係者は「来月中旬に再び推進する可能性もあるとみられる」と話した。ほかの政府高位関係者は「『さらに言うまでもない』という国連の発表は今としては発表できるいかなる日程も計画もないという意味」と話した。また「19日に国連総会第3委員会で北朝鮮の人権状況を批判する決議案を処理する予定」と話した。国連の日程上、トップが今週に訪朝するのは困難だという意だ。
実際、ゼイド・ラアド・ゼイド・アル・フセイン国連人権高等弁務官や欧州連合(EU)のスタブロス・ランブリニディス人権問題特別代表も最近、北朝鮮から招待を受けたが北朝鮮の人権決議案通過などを考慮して訪朝を保留したという。
朴槿恵(パク・クネ)大統領に随行してアンタルアに滞在中の金奎顕(キム・ギュヒョン)青瓦台(チョンワデ、大統領府)外交安保首席も記者たちに会って潘総長の今週の訪朝報道に対しては「初めて聞く話」と述べた。外交部関係者は「国連が韓国側と潘総長の訪朝のための実務的協議をしたことがない」と話した。潘総長をよく知る外交界の消息筋は「潘総長が北朝鮮に行くならば韓国と同時訪問になるはずだが、韓国訪問のスケジュールについて聞いていない」と伝えた。
一方、別の国連関係者は「事務総長は、安保理が北朝鮮制裁を推進する公論さえなければ北朝鮮を訪問できる」として「人権決議案の進行状況などは(総長の訪朝にとって)変数ではない」と話した。潘総長は5月の訪韓時も開城(ケソン)工業団地を訪問することで北側と協議になっていたが、北朝鮮が突然態度を変えて失敗に終わった。潘総長の訪朝が実現すれば国連事務総長としては3人目だ。1979年にクルト・ヴァルトハイム総長、93年にはブトロス・ブトロス=ガリ総長が北朝鮮を訪ねた。
これまで潘総長は北朝鮮を直接訪問して北核問題解決などに寄与するという意志を何度も明らかにしていた。2009年7月の定例記者会見で「国連事務総長としてできることは何でもする用意がある。平壌を直接訪問することも含まれる」と述べた。2011年6月に再任を確定した後の記者会見では「韓半島の緊張緩和のために適切な時期に北朝鮮訪問を決める」と話した。外交界の消息筋は「潘総長は初めての韓国人総長として北朝鮮問題の解決に役割を果たしたいという願いをしばしば表明していた」として「任期を1年余り残して潘総長もレガシー(業績)を考えなければならないが、北朝鮮訪問は魅力的な選択肢になり得る」と話した。
これについてステファン・ドゥジャリク国連事務総長報道官は「潘総長は韓半島(朝鮮半島)で対話と安定・平和を増進させるためにいかなる役割でも果たす準備ができていると常に話してきた」として「現時点では潘総長の訪朝計画についてさらに言うまでもない(no further comment)」と明らかにした。潘総長はトルコのアンタルヤで開かれている主要20カ国(G20)首脳会議に参加している。
これに関して国連事情に明るい政府関係者は「潘総長が北朝鮮から招待されて訪朝を検討したのは事実」としながら「だがパリのテロなどの変数が生じた」と話した。この関係者は「来月中旬に再び推進する可能性もあるとみられる」と話した。ほかの政府高位関係者は「『さらに言うまでもない』という国連の発表は今としては発表できるいかなる日程も計画もないという意味」と話した。また「19日に国連総会第3委員会で北朝鮮の人権状況を批判する決議案を処理する予定」と話した。国連の日程上、トップが今週に訪朝するのは困難だという意だ。
実際、ゼイド・ラアド・ゼイド・アル・フセイン国連人権高等弁務官や欧州連合(EU)のスタブロス・ランブリニディス人権問題特別代表も最近、北朝鮮から招待を受けたが北朝鮮の人権決議案通過などを考慮して訪朝を保留したという。
朴槿恵(パク・クネ)大統領に随行してアンタルアに滞在中の金奎顕(キム・ギュヒョン)青瓦台(チョンワデ、大統領府)外交安保首席も記者たちに会って潘総長の今週の訪朝報道に対しては「初めて聞く話」と述べた。外交部関係者は「国連が韓国側と潘総長の訪朝のための実務的協議をしたことがない」と話した。潘総長をよく知る外交界の消息筋は「潘総長が北朝鮮に行くならば韓国と同時訪問になるはずだが、韓国訪問のスケジュールについて聞いていない」と伝えた。
一方、別の国連関係者は「事務総長は、安保理が北朝鮮制裁を推進する公論さえなければ北朝鮮を訪問できる」として「人権決議案の進行状況などは(総長の訪朝にとって)変数ではない」と話した。潘総長は5月の訪韓時も開城(ケソン)工業団地を訪問することで北側と協議になっていたが、北朝鮮が突然態度を変えて失敗に終わった。潘総長の訪朝が実現すれば国連事務総長としては3人目だ。1979年にクルト・ヴァルトハイム総長、93年にはブトロス・ブトロス=ガリ総長が北朝鮮を訪ねた。
これまで潘総長は北朝鮮を直接訪問して北核問題解決などに寄与するという意志を何度も明らかにしていた。2009年7月の定例記者会見で「国連事務総長としてできることは何でもする用意がある。平壌を直接訪問することも含まれる」と述べた。2011年6月に再任を確定した後の記者会見では「韓半島の緊張緩和のために適切な時期に北朝鮮訪問を決める」と話した。外交界の消息筋は「潘総長は初めての韓国人総長として北朝鮮問題の解決に役割を果たしたいという願いをしばしば表明していた」として「任期を1年余り残して潘総長もレガシー(業績)を考えなければならないが、北朝鮮訪問は魅力的な選択肢になり得る」と話した。
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