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<仏テロ>テロでも「3色精神」は消えず(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
14日フランス、パリの共和国広場の彫刻像の周囲はキャンドルや花束、メッセージでいっぱいになった。前日午後9時20分からこの日午前0時20分まで8カ所で起きた「イスラム国(IS)」のテロで129人(韓国時間15日午後11時現在)が亡くなったことを追悼しているのだ。フランスでは第2次世界大戦後最悪となるテロだった。

「スタッド・ド・フランス」サッカー競技場を除きすべて共和国広場の近隣で起こった。市民が広場を訪れる理由だ。「Innocent(罪のない)」「Pray For Paris(パリのための祈祷)」というメッセージがあった。「テロ以後、私たちはもっと強くなるだろう。恐怖はない」という手書きのメッセージもあった。

「揺らいでも沈没しない(Fluctuat nec Mergitur)」。中世の1358年からパリを象徴する紋章として使われてきた。中世の商人の利益集団であるハンザ同盟所属のパリ商人が、セーヌ川が揺らいでもパリという帆船は沈まず力強く航海するという意志を込めて書かれた文章だ。これが自由・平等・博愛という近代精神の発祥地である共和国広場の一角に、巨大なグラフティーとして登場した。テロ後に描かれたものだという。時代を遡るほど切迫したことなのであろうか。フランス人の心の風景が痛ましかった。


パリの夜を照らしていたエッフェル塔はこの日、犠牲者を追悼する意で照明を消した。だがニューヨークの世界貿易センターやリオデジャネイロのイエス像など世界中の主な象徴物は、三色旗のあかりをつけてフランスの自由・平等・博愛の精神を継続させた。

10カ月前シャルリー・エブドのテロの痕跡は相変わらずだった。「Je Suis Charlie、私はシャルリーだ」も残っていた。当時は「リベルテ(自由)」の熱を帯びた叫び声が広場を飲み込んだ。追加のテロを憂慮したように広場に集まった群衆はシャルリー・エブドのテロの時よりも大幅に減った。警察が常に「安全ではない恐れがある」と警告放送をした。広場を訪れたある女性は「私たちは昨日攻撃を受けた。しかし恐怖の中に住むのは嫌だ。一緒だということを見せたくて出てきた」と話した。

バタクラン劇場は、広場から歩いて10分の場所にあった。ロック公演を楽しんでいた89人が命を失った。近隣に住むル・モンドの記者が撮った動画には、床に倒れた人々の上を殺到した人々が走っていた。生死はこれほど切実だった。



<仏テロ>テロでも「3色精神」は消えず(2)

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