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朴大統領「安倍首相、慰安婦問題決断すべき」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

朴槿恵大統領

朴槿恵(パク・クネ)大統領が14日午後、20カ国・地域(G20)首脳会合など多国間外交のために韓国を出国する。朴大統領はトルコ・アンタルヤで開かれるG20首脳会合(15~16日)に続いて、アジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議(フィリピン・マニラ、18~19日)、東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3首脳会議および東アジア首脳会議(EAS、マレーシア・クアラルンプール、21~22日)に相次いで参加する。帰国は23日の予定。

今回のG20首脳会合では気候変動、金融セーフティネット、租税回避への対応、シリア難民などを協議する。朴大統領はG20首脳会合で日本の安倍晋三首相や潘基文(パン・ギムン)国連事務総長らと会場で会うことになる。国名で席が配置された場合、朴大統領と安倍首相はメキシコを間に置いて座る。外交部関係者は「日程上、潘事務総長との別途の会談は難しいようだ」と話した。

APEC首脳会議ではアジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)の推進などが議題になる予定だ。FTAAPは中国が主導しているメガFTA。だが、最も熱いイシューは南シナ海問題だ。米中はこれを議題として扱うかどうかで神経戦を繰り広げている。ASEANプラス3首脳会議、EASで安倍首相と再会するが、別途の首脳会談を行わない可能性が大きい。菅義偉日本官房長官は「(今月初めに)日中韓サミットで首脳会談を行ったばかりなので、今回は予定されていない」と述べた。


朴大統領は出国に先立ち、アジア・太平洋通信社機構(OANA)に加盟するニュース通信社8社との書面インタビューで「安倍首相は過去の傷をいたわり癒やすことができる決断を下すべきだ」とし「日本が慰安婦問題を認めないまま進もうとするのは世界的な情緒と合致しない。近いうちに目に見える進展があることを期待する」と述べた。朴大統領が慰安婦問題解決の進め方に言及して「決断」という表現を使ったのは初めて。外交部も同日、昨年の韓日関係に対して「日本との関係発展を図ってきたが、繰り返される一部の日本政治指導者による歴史退行の言動が韓日関係進展に大きな障害をつくった」と評価する「2015年外交白書」を発表した。

朴大統領が安倍首相の決断を再び促したことに対し、日本の岸田文雄外相は、記者会見で「早期妥結に向けて協議を加速させる」とし「それが最善」と述べた。岸田外相は朴大統領と安倍首相が今月2日の韓日首脳会談で交渉を加速することで合意した事実にも言及した。だが、日本メディアは「国家賠償と責任者処罰を要求する韓国国内の声には応じないという姿勢を示唆したもの」と報じた。



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