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【時視各角】中国は「半導体崛起」するというが…(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
中国が経済開放を加速して投資誘致に熱を上げていた2000年代初期、中国産業実態取材チームの一人として中国を訪問した。当時、中国は取材も中央政府の統制の下で許可された取材のみ可能だったが、我々は申告もせず中国各産業都市の現場を回った。それでも会いたかった経済担当者にはほとんど会えた。韓国の半導体産業担当記者といえば、党の指示とは関係なく取材を歓迎した。彼らは自分たちがどれほど半導体を熱望しているかを説明し、システム半導体を製作できるファウンドリファブを見せながら「投資さえあれば粉骨砕身する」と意欲を見せた。

中国が半導体崛起を宣言したのは5年前だが、彼らの半導体に対する執念と摸索はかなり古い。ついに中国は自らメモリー工場を設立すると明らかにした。システム半導体とは違いメモリーは参入障壁が高い。このため中国はメモリー企業のM&A(企業の合併・買収)に挑戦した。マイクロン買収を進めたが失敗に終わり、最近は米国のNAND型フラッシュ企業サンディスクを間接的に買収した。しかし米国政府がサンディスクの技術移転を防ぐという観測が支配的であるだけに、M&Aを通じたメモリー進出は容易ではない。にもかかわらず彼らは投資に乗り出したのだ。

実際、半導体業界を少し知る人なら誰もが分かっていた。中国が必ずメモリーに進出し、研究と人材の養成に大規模な投資をする執念のことだ。昨年、半導体デバイス国際学会(IEDM)の学術誌には、中国発の論文が26件にのぼった。韓国(13件)の倍だ。M&Aでなくとも人材を引き抜いたり養成して半導体で成功した韓国の事例のように中国もできないことではないということも、韓国の半導体が中国で脅かされるということも、すべて10年ほど前から分かっていた。


サムスン電子とハイニックスは大規模投資とより尖鋭な技術開発で、中国の追撃をかわすという。5-10年以内に中国半導体が韓国の脅威要因になることはないと話す。そうかもしれない。しかし問題は技術でなく市場だ。世界メモリーの半分を使う中国が国産化戦略で低級技術を確保すれば、韓国は半導体を輸出して売る市場が大きく減る。そして10年後、我々は何をするのだろうか。



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