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薬局化粧品ぼったくり…海外で1万2000ウォン、韓国では3万ウォン

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
会社員のキムさん(34)は欧州に行くという友人がいれば薬局や免税店に立ち寄って化粧品を買ってきてほしいと依頼する。キムさんは「敏感肌によく合っていつも使う薬局の化粧品があるが、欧州では20ユーロ(約2万5000ウォン)程度なのに韓国では4万ウォンと価格差が大きいため」と話した。「韓国で買うのに法外な金額を払っているようで、海外オンラインで直接購買しようとすれば配送料がかかり、面倒なことを分かっていながら時々頼むしかない」と語った。

輸入化粧品が韓国で先進国よりも2倍以上高い価格で販売されていることが明らかになった。国内と国外の価格差は、デパートよりも薬局(ドラッグストア)が激しかった。9日、韓国消費者連盟は国内のデパートや薬局で多く販売されている輸入化粧品65品の価格を調査して公開した。国内の売り値と米国・ドイツ・英国・フランス・日本5カ国の平均価格を比較した。デパートの化粧品は1.02~1.56倍、薬局の化粧品は1.11~2.46倍ほど外国より高い価格で販売されていた。

薬局で販売されている化粧品35品のうち国内外の価格差が最も大きいのは「ラロッシュポゼ・シカプラスト・バームB5」100ミリリットルだった。韓国では平均2万9904ウォンだったが海外では平均1万2158ウォンで売られている。国内価格が146%も高かった。デパート化粧品30品の中で国内外の値格差が一番大きな製品は「ビオテルム・オム・フォームシェイバー」200ミリリットルで1.56倍だった。カン・ジョンファ韓国消費者連盟会長は「デパートでは高い価格帯のブランドが売れ、薬局では2万~3万ウォン台の商品が主に売れており消費者が薬局化粧品の品質が問題なく価格も安いと判断しやすいが、錯視現象の恐れがある」として「外国と比較してみれば国内薬局がはるかに高い流通マージンを得ている」と説明した。それと共に「関税庁で公開した輸入原価と今回の調査で明らかになった販売価格を比較してみた結果、輸入原価に比べて3倍以上高い価格に販売されていると推定される」として「さまざまな関税や物流コスト、流通コストを見ても過度な水準」と指摘した。

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