中国は干拓事業を加速化させて滑走路を建設した。1週間前、米海軍駆逐艦ラーセンは航行の自由のための軍事訓練を実施した。中国外務省は米国が中国の「領土」に侵入するならば軍事危機を呼び起こすと警告した。米国防省は訓練が続くものであり、中国が永暑礁と呼ぶフェアリークロスリーフは国際法上において領土ではないと発表した。ワシントンは中国が航行の自由や小さな国々を威嚇することを許さないだろう。米国・中国ともに退かないだろう。今後10年余りの間、南シナ海を取り囲む緊張はニューノーマル(new normal)になるだろう。
韓国の読者は人が暮らしていなかった珊瑚島が韓半島(朝鮮半島)に及ぼす恐れのある影響について鈍感なのかもしれない。実際には、南シナ海の米中対立は韓国の国家利益と直結している。
【コラム】南シナ海の米中対立局面と韓国(2)