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新世界「韓国銀行前の噴水台、世界的な憩いの場に」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

韓国銀行前の噴水台の夜景。(写真=新世界グループ)

新世界グループが市内免税店の特許審査を控えて韓国銀行前の噴水広場を世界的な「市民の憩いの場」にすることにした。

今年7月に市内免税店の入札から脱落した新世界としては、当時前面に出していた噴水台の公約をアップグレードさせて免税店事業の意志を確かなものにする意味が大きい。新世界はソウル中区(チュング)のデパート本店とつながっている韓国銀行前の噴水広場を、市民の憩いの場であり都心観光のアイコンにすると4日明らかにした。

6月に中区庁と新世界、新世界DF(Duty Free)は噴水広場改装のための協約を締結した。当時は噴水広場を観光客のための近代の街体験コースに整えるという計画だったが、最近の諮問委員会会議を経て、市民の憩いの場であり出会いの場所、文化芸術空間へと意味を拡張させることにした。


新世界の関係者は「ローマのトレビの泉のように国内外の観光客みんなのための憩いの場でありソウル観光のアイコンにするためのもの」と説明した。広場のコンセプトは空間・休息・癒やし・つながりの4つだ。

噴水広場が近代建築様式の建物で囲まれているだけに、米国の「9・11メモリアルパーク」のように近代史の傷を癒して心身を慰める空間に整えるという構想だ。新世界は国内外の有名作家たちと協業する案を検討中で、今月末頃に第2次諮問委員会を開いて作家と作品の選定方法などを議論する。1978年に設置された噴水台は完全に新しい作品に変わる予定だが歴史的な意味を考慮してほかの場所で保管する方向で検討に入る。

新しい噴水広場は「都心観光の質」を高める効果も期待されている。ソン・ヨンモク新世界DF社長は「今後、周辺の地上・地下歩道の歩行環境や交通改善作業が完了すれば、噴水広場が明洞(ミョンドン)・南大門(ナムデムン)・徳寿宮(トクスグン)をつなぐ新たな『都心観光クラスター』の中心地になるだろう」と話した。新世界は中区庁と協議して市民の意見を積極的に反映し、来年の上半期中に最終作品案を選定することにした。最終完工目標は2017年上半期だ。一方、関税庁は週末の14~15日にソウル3カ所、釜山(プサン)1カ所など市内免税店4カ所の事業特許権者を発表する予定だ。



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