石村(ソクチョン)湖水につくる123メートルの噴水ショーの鳥瞰図。
この日午後2時、中国放送CCTVのカメラ記者は免税店8階の化粧品売り場に集まった中国人観光客を撮影するのに忙しかった。免税店直行エレベーターの中は、中国人観光客で足を踏み入れる隙き間もないほどぎゅうぎゅう詰めの状態になった。国産化粧品「雪花秀」の売り場で会った中国広州の会社員女性(49)は「ロッテワールドに遊びに行く途中に来てみた」として「ショッピング環境が快適でまた来たい」と話していた。
ロッテ免税店は昨年10月、これまでの蚕室店をロッテワールドモールに移してワールドタワー店を作った。インテリアの費用だけで580億ウォンかかった。廊下の広さが3メートルと国内最大だ。前後の売り上げは53%増えた。外国人顧客の割合も昨年の74%から今年は87%と小公洞本店(84%)を上回った。土産・化粧品担当のシン・ソンア支配人(42)は「蚕室店の時よりも売り場空間が広くなり、鼓笛隊パレードといったロッテワールドモールのイベント行列が免税店まで上がってくるなど楽しい雰囲気のため子供連れでショッピングに来た観光客が好んでいる」と話した。
だが現在ワールドタワー店は危機にある。ロッテ免税店の売り上げ1・2位店舗である小公洞店とワールドタワー店の運営特許がいずれも来月満了するためだ。
「蚕室免税店、小公洞より大きく」…ロッテ1兆2000億ウォン勝負の賭け(2)
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