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「私たちも力加えよう」慰安婦少女像作った少女たち=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

高校生がソウル中区貞洞(チュング・チョンドン)のフランシスコ教育会館の前に日本軍の慰安婦被害女性のための「平和の少女像」を作った。少女像建設を主導した梨花(イファ)女子高2年ユン・ソジョン(写真左)・クォン・ヨンソさん。

4日午後ソウル中区貞洞(チュング・チョンドン)のフランシスコ教育会館前。道を通り過ぎる市民らが、新しくできた造形物の前で足を止めた。前日の除幕式をした、短い髪に韓服を着た少女の銅像だった。おかしな点があった。顔はあどけない10代なのに、銅像の影は腰が曲がったおばあさんのものとして刻まれていた。市民は銅像のそばの底にある文を見てうなずいた。銅像は日本軍の慰安婦被害女性の少女時代と現在を形象化したものだった。この銅像には特別な点がある。高校生の力だけで建てたという点だ。

少女像の建設を主導した梨花(イファ)女子高2年生のクォン・ヨンセさん、ユン・ソジョンさんと銅像の前で会った。クォンさんは「昨年、偶然水曜集会に行っておばあさんから被害事実を直接聞いて、一発殴られたような感じだった。若い私たちが動けば大人たちは何かもっと動くのではないかという考えで少女像プロジェクトを構想した」と話した。2人は校内に「銅像建立に参加したい生徒は5000ウォンずつだけ寄付してほしい」という掲示をした。フェイスブックを通じて同窓・保護者らにも訴えた。募金500万ウォン余りが集まった。それで慰安婦被害女性らを象徴する「蝶々バッジ」を作って1個2000ウォンで売った。手当たりしだいにほかの高校の生徒会に手紙を送ったところ53校の生徒1万6000人余りがバッジを買ってくれた。オンラインでも販売した。クォンさんは「バッジ1個を買って2万ウォンをくれながら『残りは生徒たちでうまく使ってほしい』という大人たちもいた」と伝えた。そうやって3000万ウォンを超えるお金が集まった。

問題は銅像を建てる敷地を探すことだった。世宗(セジョン)大路にあるソウル市旧庁舎(現ソウル図書館)の使用を問い合わせたが、ソウル市側は「趣旨は良いがほかの銅像との公平性の問題がある」として難色を示した。ソウル市が8月に撤去した旧国税庁南大門(ナムデムン)別館の敷地も調べてみた。敷地を明け渡すには時間が長くかかるとのことだった。ソウル市立美術館そばの空き地も調べてみたが文化財庁の許可という行政手続きに行き詰まった。最後の希望で門を叩いたフランシスコ教育会館で道が開かれた。「フランシスコ小さな兄弟会」はすぐに司祭会議を招集して敷地を提供することを決めた。少女像は従順に座っている一般少女像とは違う。手を高く上げたまま立っている。少女像に、より力強い姿を込めたいという高校生の願いが入っている。


2人も除幕式前日(2日)、韓日首脳会談で慰安婦被害問題が議論されたという事実を知っていた。日本の安倍晋三首相が「戦争と関係のない日本の未来世代に慰安婦問題を負わせることで残してはいけない」という立場を示したことについて考えを尋ねた。

「韓国がした歴史の過ちは私たちの世代が抱えていくことが正しいのではないでしょうか。ほかの国の人々がしてくれる問題でしょうか?」(ユンさん)、「今しっかりと謝罪しないことが未来世代にとってさらに荷物になるでしょう。ごまかしてやり過ごせるものでもなく、今こじれを解かなければいつか毒になって戻ってくるでしょう」(クォンさん)。18歳の少女も知っている正解だった。



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